[新機能]dbt Cloudのローカルリポジトリに残ったリモートリポジトリで削除済みのブランチを「Prune branches」で削除できるようになりました
さがらです。
dbt Cloudの2024年5月の新機能として、dbt Cloudのローカルリポジトリに残った、リモートリポジトリで削除済みのブランチを「Prune branches」で削除できるようになりました。
とても簡素な内容ですが、実際に試してみたので本記事でまとめてみます。
これまで
これまで、dbt CloudのIDE上のローカルリポジトリに残った、リモートリポジトリで削除済のブランチを削除するには、Reclone repositoryをするしかありませんでした。
具体的には、IDEの右下の「・・・」からReclone repositoryを行うという流れです。
これでも特に問題ないといえばそうなのですが、「何かしらのブランチで開発中でCommit前のコードがある場合にRecloneしてしまうと、Commit前のコードが消えてしまう」というトラブルに繋がるリスクがありました。(あまりないケースだとは思いますけども…)
今後:Commit前のコードがあっても「Prune branches」を押せばOK
そこで、今回追加された「Prune branches」の出番です!Commit前のコードがあっても、問題なくリモートリポジトリでは削除済みのブランチを、dbt Cloudのローカルリポジトリから削除できるようになりました。
試してみた
以下のようなブランチの状況で、「aaaaブランチで開発中でCommit前のコードがあるけど、リモートリポジトリでは削除済みのci-testブランチをローカルリポジトリから消したい」と考えてみます。
- mainブランチ
- ci-testブランチ
- リモートリポジトリでは削除済み
- aaaaブランチ
- 現在のdbt CloudのIDE上での作業ブランチ、Commit前のコードあり
dbt CloudのIDEで、左上のGit関係のボタンからPrune branches
を押します。
すると、リモートリポジトリでは削除済みのci-testブランチが候補として出てきて、pruneしても問題ないかどうかを確認する画面が出てきます。今回は問題ないため、Continue
を押します。
この後、現在のaaaaブランチでの開発中のコードを一度Commitした上で「Change branch」をしようとすると、ci-testブランチが消えていることがわかります!
最後に
dbt Cloudのローカルリポジトリに残った、リモートリポジトリで削除済みのブランチを「Prune branches」で削除できるようになったので試してみました。
これからはRecloneではなく、Pruneしていきましょう!