メンタルヘルスを維持するため、ストレスに対処しよう
昨今のコロナ禍により、メンタルヘルスの不調を訴える方が多い気がしています。こういった状況を緩和するために、普段からできることをまとめてみました。
メンタルヘルス不調についてはまだ研究中であり何が原因かは断定されていませんが、ストレスが高い状態がひとつの原因であることは周知の事実となっています。
この記事ではメンタルヘルス・マネジメント検定の受験を契機として、ストレスについて調査したことをまとめています。ここに書いてある以上のことをより詳しく知りたい方は III 種セルフケアコースの内容の学習をおすすめします。
プライベートでストレスとなる出来事を知る
プライベートでもストレスは感じるものです。どういったイベントがどの程度のストレスを感じるのかがまとめられた表があります。
もちろんストレスの感度には個人差がありますので紹介した表は絶対的なものではないです。自分が不調の際、直前にどういったことがあったかを思い出しながら見てみるなど、うまく活用してみてください。意外な発見があるかもしれません。
また、同僚が表に掲載されているイベントを体験している状況下では、フォローするなどの意識を持つとよりベターです。おせっかいになる可能性がありますが、率直に「できることはないか?」など聞いてみると良いでしょう。
普段からストレスを計測する
5分でできる職場のストレスセルフチェックを実施してみましょう。
これは実施が義務化された年に一度のストレスチェックと同様のものです。ただ、年に一度というスパンでは日々、どの程度のストレスを感じているのかがわかりません。より短いスパンで定期的に実施することで、ささいな変化にも気づくことができ、リカバリーしやすくなります。モニタリングを普段からしよう、ということですね。
Slack のリマインダーや Google カレンダーの定期スケジュールに登録して、意識せずに実施できるようにすることも重要です。自分にあった仕組みで定常的に実施してみてください。
なお 2022 年 5 月現在、設問回答後に結果を見るためのボタンが表示されないため、結果が見られません。 この現象が遭遇した場合はブラウザーの開発者ツールを開き、次のコードを実行すると良いでしょう。
document.querySelector(‘input’).click()
厚生労働省へフィードバックしていますので、そのうち直る可能性があります。
職場のストレスを軽減する
職場において、ストレスを感じにくい環境を作ることも重要です。厚生労働省が出しているガイドがありますので活用しましょう。
ひとつめのものは 2004 年に作成されたものですが、実践的な観点が紹介されておりいまだに有用です。
最近ではスクラムにおけるスプリントレトロスペクティブなど、仕組みとして仕事のやり方を振り返る機会があるプロセスを採用していることも多いでしょう。そういった場でこれらの情報を参照し、議論すると有効活用できるはずです。
まとめ
メンタルヘルスの維持において鉄板であるストレスについての理解、モニタリング、対応策についてまとめました。
クラスメソッドでは自助、共助、公助という言葉が浸透しており、こういった自助の助けとなる知識の集積と発信もエンジニアリング統括室で実施しています。今後の発信についてもご期待ください。