![[登壇資料]DevelopersIO 2025 TOKYO で「[AI音楽セッション] 奇跡の1曲をあなたに。」というタイトルで登壇しました! #devio2025](https://devio2024-media.developers.io/image/upload/f_auto,q_auto,w_3840/v1760844075/user-gen-eyecatch/o6xpmhbnk5lm2jlnbitq.png)
[登壇資料]DevelopersIO 2025 TOKYO で「[AI音楽セッション] 奇跡の1曲をあなたに。」というタイトルで登壇しました! #devio2025
おはようございます( ◜◡◝ )
ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部のきだぱんです。
2025年10月18日に行われたDevelopersIO 2025 TOKYOの[自由研究発表] クラスメソッド社員による怒涛のLT大会、11連発にて、「[AI音楽セッション]奇跡の1曲をあなたに。」 というテーマで登壇しました。
[自由研究発表] クラスメソッド社員による怒涛のLT大会、11連発
「認証認可って結局何?」「AIで音楽作れるって本当?」「シイタケの収穫時期をAIが判定?!」「エンジニアとして成長するために必要なものって?」
日々の業務で湧き上がる疑問や身につけた学びから、ふとした瞬間の「これ面白そう!」までを形にしたクラスメソッド社員たちの自由研究成果を、怒涛の11連発でお届けします。
このAIで音楽作れるって本当?のセッションです!
登壇資料
実は前にも...
実はこのセッション、2年前のDevelopersIO2023でも同じようなテーマでやっていたのです!
SpecialThanks:ひらき(@k_hirasan)さん☆
この時は、AWS DeepComposerでわいわいやっていたのですが、2025 年 9 月 18 日でサポート終了してしまいました(泣)
いままで楽しい音楽をありがとう。
AIに「音楽」をどう教えるか?
人間は音符やメロディを感覚的に理解しますが、AI(コンピュータ)は数値データしか扱うことができません。
そのため、AIに音楽を学習させるには、まず「音楽」をAIが理解できる「数値やテキストの列」に変換(エンコーディング)する必要があります。
そこで今回用いられたのが「ABC記譜法」です。
これは、楽譜情報をテキスト形式で表現する手法です。
音楽を「自然言語」のようにAIに学習させることが可能になります。
AIによる音楽生成には様々なアプローチ(メロディから伴奏を作る、雰囲気から曲全体を作るなど)がありますが、今回は「特定のスタイル(Jazz)でメロディの続きを生成させる」ことでした。
Amazon Bedrock の Fine-tuning(ファインチューニング)機能で行います
学習データとして、Jazzの名曲の採譜データを収集しました。これらのデータを、学習用のJSONL形式に整形します。
出来た音楽がこちら!
感想
- 半音階のアプローチや、ビバップ特有の8分音符の連続フレーズが上手く表現された。
- 音楽として破綻していない自然なメロディーが生成されており、キー(調性)を外さない安定感もあった
一方で、「タメ」や「ノリ」といった人間的なニュアンスはまだ見られませんでした。時折、フレーズの着地点が唐突に感じられることもありました。 - より多くのデータを学習させることで、さらに複雑な音楽表現も可能になるかもしれません!
「音楽、やろうぜ!」
以上、きだぱんでした!