[登壇資料]DevelopersIO 2025 TOKYO で「[AI音楽セッション] 奇跡の1曲をあなたに。」というタイトルで登壇しました! #devio2025

[登壇資料]DevelopersIO 2025 TOKYO で「[AI音楽セッション] 奇跡の1曲をあなたに。」というタイトルで登壇しました! #devio2025

音楽やろうぜ!
2025.10.19

おはようございます( ◜◡◝ )
ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部のきだぱんです。

2025年10月18日に行われたDevelopersIO 2025 TOKYOの[自由研究発表] クラスメソッド社員による怒涛のLT大会、11連発にて、「[AI音楽セッション]奇跡の1曲をあなたに。」 というテーマで登壇しました。

https://classmethod.connpass.com/event/366750/

[自由研究発表] クラスメソッド社員による怒涛のLT大会、11連発
「認証認可って結局何?」「AIで音楽作れるって本当?」「シイタケの収穫時期をAIが判定?!」「エンジニアとして成長するために必要なものって?」
日々の業務で湧き上がる疑問や身につけた学びから、ふとした瞬間の「これ面白そう!」までを形にしたクラスメソッド社員たちの自由研究成果を、怒涛の11連発でお届けします。

このAIで音楽作れるって本当?のセッションです!

登壇資料

実は前にも...

実はこのセッション、2年前のDevelopersIO2023でも同じようなテーマでやっていたのです!
SpecialThanks:ひらき(@k_hirasan)さん☆

https://dev.classmethod.jp/articles/developersio2023-ai-music-composition-session/

この時は、AWS DeepComposerでわいわいやっていたのですが、2025 年 9 月 18 日でサポート終了してしまいました(泣)
いままで楽しい音楽をありがとう。
https://aws.amazon.com/jp/deepcomposer/

AIに「音楽」をどう教えるか?

人間は音符やメロディを感覚的に理解しますが、AI(コンピュータ)は数値データしか扱うことができません。
そのため、AIに音楽を学習させるには、まず「音楽」をAIが理解できる「数値やテキストの列」に変換(エンコーディング)する必要があります。
スクリーンショット 2025-10-19 12.01.46

そこで今回用いられたのが「ABC記譜法」です。
これは、楽譜情報をテキスト形式で表現する手法です。

音楽を「自然言語」のようにAIに学習させることが可能になります。
スクリーンショット 2025-10-19 12.04.26

AIによる音楽生成には様々なアプローチ(メロディから伴奏を作る、雰囲気から曲全体を作るなど)がありますが、今回は「特定のスタイル(Jazz)でメロディの続きを生成させる」ことでした。

Amazon Bedrock の Fine-tuning(ファインチューニング)機能で行います

学習データとして、Jazzの名曲の採譜データを収集しました。これらのデータを、学習用のJSONL形式に整形します。
スクリーンショット 2025-10-19 12.02.16

出来た音楽がこちら!

https://youtu.be/AYMEg0O_BUE

感想

  • 半音階のアプローチや、ビバップ特有の8分音符の連続フレーズが上手く表現された。
  • 音楽として破綻していない自然なメロディーが生成されており、キー(調性)を外さない安定感もあった
    一方で、「タメ」や「ノリ」といった人間的なニュアンスはまだ見られませんでした。時折、フレーズの着地点が唐突に感じられることもありました。
  • より多くのデータを学習させることで、さらに複雑な音楽表現も可能になるかもしれません!

「音楽、やろうぜ!」

以上、きだぱんでした!

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