【登壇資料】経験談、失敗談、勘所から語るフルリモートマネージャへの方向転換 #devio2020

2020.06.30

CX事業本部の阿部です。

6/16から7/7までテーマごとに合計7日間、クラスメソッドの年次技術イベント「Developers.IO 2020 CONNECT」を開催しております!セッションは100本以上となります。 本日(6/30)、私は「経験談、失敗談、勘所から語るフルリモートマネージャへの方向転換」というタイトルでセッションをしました。

ジョイしてからここ2年くらいの活動を詰め込んだような形になったため、ボリュームが大きく、オーバーランしてしまいましたが、自分にとってはまとめの機会となりました。 ライブセッションでお聞きいただいた方、ありがとうございます。

セッション概要

ジョイン初日からフルリモートでチームのマネジメントに入ってきました。 ビルディングからフルリモートで行うのは初めての経験で、試行錯誤をしながら続けていくうちに考え方の転換が必要だと感じています。今後必須となってくるフルリモートを前提としたマネジメントへの転換の議論が進むことを期待して私の経験とその時に考えたことを紹介します。

登壇資料

動画

セッションのポイント

リモートワークを活用していくのは不可逆な流れなので、変化に対応しよう、という一言につきます。

ジョイン初日からずっとフルリモートでチームのマネジメントをしてきました。 現在置かれている状況とは少し違う部分があるのですが、2年間メンバーが身近にいない、という状況でチームのマネジメントに取り組んでいます。

その経験から見えてきた課題についてお話ししました。

QA

いただいたQAにお答えします。

一部質問は時間が押している中での回答だったので、補足/整理した回答にしています。

スライドP36「誰でもアクセス可能」という表現について質問です。ここでの誰でもは、チームのだれでもという理解でよいか?チーム外も含むのか?

私自身の活動の所感としては、クローズドにする理由が見当たりませんでした。

社外に対してはもちろん区切りますが、原則社内までであればオープンで良いと考えています。 案件に関していうと、NDAは会社対会社のものですし。

これは、当日伝えられなかった部分ですが、チーム外にもオープンにするからと言って、ドキュメントの記載レベルをチーム外に合わせる必要はないと思います。 「その気になればアクセス可能」であることに価値があるのであって、「ノーコンテキストで理解できる」ことを価値にするわけではありません。 そのチームで要求されるコンテキストの理解レベルに沿って書いて良いと思います。 アクセス可能であれば、チーム外からそれを知りたい人は、メンバーに聴いてもらうというアクションを起こしてもらえば良いわけです。

外部との方と仕事をすすめる上で、すぐ電話で解決しようとする、同期しないと仕事をした気にならない方とは、どのようなツールが有効と考えられていますか?

申し訳ありません。ツールについては答えを持っていません。

当社は社内に内線もありませんし、基本的には電話を利用しない仕事スタイルをとっています。 このスタイルに沿って、営業段階から利用するツールとコミュニケーションの取り方を説明して、ご理解いただけるように努めます。 もし、ここで私たちのワークスタイルにご理解いただけない場合は、無理をしないという選択肢も頭に入れて営業活動を行います。

もちろん、全ての事柄について同期するタイミングが全くないわけではありません。 双方必要だとする部分(各案件内でのトピックの重要度を加味)については、ちゃんと同期をとってコミュニケーションをします。

1on1の頻度はどのぐらいでしょうか?週1?

マネージャの負荷になりますが、1on1はメンバーのためにすることなのでメンバーによって頻度は変えて良いと思います。

例えば、経験の浅いメンバーは、より今感じていることに対して詳細なやりとりが必要になると思いますし、すでに自走できるメンバーは定期的にはもう少し間を開けていいかもしれません。 これらの状況に一律このスパンで、と決めて取り組むと、メンバーにとって意味のあるものに感じてもらえなかったりします。 自走できるメンバーは定期的な1on1によらず、必要であれば状況を共有してくれたりしますので。

P63スライドの「本質」が、わかりにくかったのですが、例えば、「事業目的の達成」というようなことでしょうか?

企業に所属してビジネスをしている以上、全ての人の仕事は事業目的の達成に向かうので、この例は正しいとは思いますが、もう一段階落とし込みたいと思います。

事業目的を達成するためにどの部分に働きかけるか、という点でロールが決まります。 働きかける部分がプロダクトを実際に作ることであればエンジニア、会社間の契約も含むやりとりであれば営業、これらのメンバーがうまく動けるようにする組織であればマネージャ、という具合です。

同じ領域(例えば組織)に働きかけ、同じ結果がほしいのだとしても、現在のビジネス環境、メンバーの構成、オフィスの状況などによってとりうるアクションは異なります。 この働きかける部分に対して、起こすアクションから考えるのではなく、働きかけた結果としてどうなってほしいかから仕事を考える、というのが「本質」と表現していた部分になります。

これらを実現する上で、Trello以外は主にどういったツールを活用されていますでしょうか?

コミュニケーションはSlack、Web会議はGoogle MeetもしくはZoom、WikiについてはConfluenceを使っています。 これらは、全社で導入しているものです。 私自身は、ツールの違いに過度な期待はせずになるべく手近なものから選んでいます。 また、理想的にはツールが多くなりすぎないのが良いと思っています。ツールが乱立する時のコンテキストスイッチは馬鹿にできません。

新しいツールを導入する場合、ツールが想定しているメンタルモデルとメンバーのメンタルモデルが合うかどうかは意識した方が良いと思っています。 少人数で使ってみて、より多くのメンバーの手に馴染むかどうかはお試しで検証することをお勧めします。