Windows Server 2016 の Nano Server オプションを試す «DNS編»

2016.10.23

こんにちは、ももんが大好きの小山です。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

きょうは、新しく Windows Server 2016 から利用可能になったインストールオプションであるNano Serverを使って、recursive な DNS サーバを構成する例についてご紹介します。

準備

Amazon EC2 では、Nano Server オプションが適用された Windows Server のイメージが AMI として提供されています。Nano Server の AMI を使ってインスタンスを起動するには、以下のようにローンチ画面のクイックスタートからMicrosoft Windows Server 2016 Base Nanoを選択するか、コミュニティ AMI からWindows_Server-2016-English-Nano-Baseなどと検索します。

Nano Server オプションで起動する Windows Server は (ほぼ) 完全なヘッドレス環境となるため、他のオプションでセットアップされた Windows Server のようにリモートデスクトップ接続で操作することができません。このため今回は、併せて同一 VPC 内に管理用のインスタンスとしてGUI 使用のインスタンスを用意しました。


Nano Server オプションで起動した Windows Server 2016 のスクリーンショット


GUI 使用サーバー、もしくはServer Coreで起動した Windows Server のスクリーンショット


Nano Server で起動したインスタンス (DNS) と管理用のインスタンス (Console)

管理用インスタンスを起動したら、あらかじめ以下のようなコマンドレットを実行して Nano Server インスタンスを TrustedHosts に追加しておきましょう。

Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts *.compute.internal

Nano Server への接続

管理用インスタンスから Nano Server インスタンスの PowerShell へ接続してみます。以下のコマンドレットを実行しましょう。

Enter-PSSession -ComputerName <Nano Server インスタンスの DNS 名> -Credential Administrator

資格情報を提供して...

つながりました!

以下のコマンドレットで Windows Server のバージョンを確認できます。

(Get-CimInstance Win32_OperatingSystem).Caption

PowerShell バージョンは5.1.14393.1000です。

役割のインストール

実行中の Nano Server に DNS サーバーの役割をインストールするには、以下の順にコマンドレットを実行します。

Save-Module -Path "$env:ProgramFiles\WindowsPowerShell\Modules" -Name NanoServerPackage -MinimumVersion 1.0.0.0

Import-PackageProvider NanoServerPackage

Install-NanoServerPackage -Name Microsoft-NanoServer-DNS-Package

利用可能なパッケージの一覧を参照したいときは、以下のコマンドレットを実行します。

Find-NanoServerPackage

インストールした役割を有効にするために、以下のコマンドレットを実行しましょう。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName DNS-Server-Full-Role

ここまでの操作で、Nano Server インスタンスは recursive の DNS サーバーとしての構成が完了しています。Exit-PSSessionして、構成した DNS サーバーに名前の解決を要求してみましょう。ばっちり解決できていますね!

おわりに

いかがでしたか? 今回は、Nano Server オプションで Windows Server 2016 のインスタンスを起動して簡単な DNS サーバーを構成する例についてご紹介しました。ここでは Nano Server に直接 PowerShell で接続して設定を行いましたが、Nano Server の性質を考えれば本来 SSM や Unattend.xml を使って設定したいところです。このあたりについても追ってご紹介したいと思いますので、ご期待ください?

したっけまた!

参考

Getting Started with Nano Server - TechNet - Microsoft