[アップデート] AWS Elastic Beanstalk が Windows Server 2025 / Windows Server Core 2025 をサポートしました
いわさです。
AWS Elastic Beanstalk は .NET on Windows Server をプラットフォームとしてサポートしています。
Windows Server 2025 AMI が EC2 でリリースされたのが昨年 11 月ごろ[1]だったのですが、その後も Elastic Beanstalk では Windows Server 2022 までしかサポートされていない状態が続いていました。
そんな中、先日の Elastic Beanstalk の定期アップデートで Windows Server 2025 がサポートされたとのアナウンスが。
.NET on Linux プラットフォーム側では .NET 9 が先行してサポートされていた[2]ので Windows 側がどうなるのか少し気になっていたのですが、最新 LTS の .NET 8 がサポートされる状態となるようです。
本日はこちらを実際に構築して SDK やランタイム情報を確認してみたのでその様子を紹介します。
作成する
Elastic Beanstalk で .NET on Windows Server のマネージドプラットフォームを作成する際に次のプラットフォームブランチ「IIS 10.0 running on 64bit Windows Server 2025」が新しく選択できるようになっています。
プラットフォームバージョンは本日時点では 2.17.0 のみ。
作成されるサンプルアプリケーションは次のものです。
最近作っていなかったのでちょっと自信がないのですが従来のものと同じですかね。.NET Core とは違うやつ。
仮想マシン内部を確認してみる
裏側でプロビジョニングされた EC2 インスタンスに踏み台経由でリモートデスクトップ接続して色々確認してみます。
コントロールパネル上のインストールアプリケーションは次のような感じでした。
.NET 6 もセットアップされてるんですね。
まず .NET のランタイムなどを確認してみます。
SDK バージョンは 8.0.406、ランタイムバージョンは 8.0.13 ですね。ドキュメントどおりです。
また、6.0.36 (SDK 6.0.428) もインストールされていることが確認できます。
.NET Framework は OS バージョンに依存しているのでそこまで気にしなくても良いかなという気はしますが一応確認してみます。以下の手順でレジストリ値を確認します。
.NET 4.8.1 が利用可能です。
さいごに
本日は AWS Elastic Beanstalk が Windows Server 2025 / Windows Server Core 2025 をサポートしたのでランタイムバージョンや SDK バージョンを確認してみました。
過去も Elastic Beanstalk Windows Server では .NET 7 もサポートしていなかったので、.NET 9 はサポートしなさそうですね。
その場合は .NET Core on Linux を使いましょうという感じでしょうか。