[速報] AWS CloudShellでEmacsをインストールして動かしてみた! #reinvent

昨晩(今朝?)のre:Invent 2020 Werner Vogels Keynoteで発表された新サービスAWS CloudShellで愛用のEmacsを動かしてみました。インストールする必要はありますが動作が確認できてほっとしています!
2020.12.16

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はじめに

清水です。re:Invent2020 Week 3、昨晩(今朝?)のWerner Vogels Keynoteで発表された新サービス、AWS CloudShellで愛用のEmacsが動作するか確認してみたのでまとめてみます。

AWS CloudShellでEmacsは動くのか??

新サービス発表後に下記FAQページを確認していたところ、個人的に悲しいお知らせと嬉しいお知らせの両方がありました。

まず個人的な悲しいお知らせは以下の箇所です。残念ながらデフォルトでインストールされているエディタにEmacsの名前が明記されておりません。

しかし嬉しいお知らせも記載されていました。それがこちら!

ソフトウェアのインストールも可能ということです。ということはEmacsもインストールできるはず!

AWS CloudShellにEmacsをインストールして動かしてみる

ということで、CloudShellにEmacsがインストールできるのか確認していきましょう。

まずはCloudShellの環境を立ち上げます。マネジメントコンソールからcloudshellで検索します。

ダイアログを確認して、少し待ちます。

CloudShellが立ち上がりました。ベースがAmazon Linux 2ということでしたので、sudo yum install emacsコマンドを実行してみます。 *1

インストールのためyをタイプします、ドキドキ。

インストールできました。emacsコマンドで起動してみましょう。

emacsが起動できましたね!日本語入力も可能なようです。

勢いのまま、ブログの下書きをOrg-modeで書いてみました。(おそらく本来の用途とは異なりますが。)ちょっと日本語入力変換中のスペースなどで違和感があるところもありますが、操作自体は可能です!やった!

まとめ

ということで、AWS CloudShellにEmacsをインストールして動かしてみました。例えばAWS CLI実行前に入力用のJSONファイルを編集する、なんてとき、愛用のエディタで行いたいですよね。細かな制限などは引き続き確認する必要があるかとは思いますが、取り急ぎEmacsが動くことが確認できてほっとしています!

[2021/01/04 20:50 追記] yumコマンドでのインストールは永続ストレージにインストールされないため、CloudShellのリスタートやセッションタイムアウト時にデータが初期化されてしまいます。ソースコードから永続ストレージであるホームディレクトリ配下にビルドしてインストールする方法でこちらは回避可能です。 AWS CloudShellでEmacsをビルドして使ってみた #reinvent | Developers.IO

脚注

  1. 実はこのコマンド自体が実行できるのは、副音声配信中に弊社菊池が確認していました。