成果実感を作り出す
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
仕事は社員の活動により、アウトプットを生み出し、アウトプットによって成果(=アウトカム)を生み、社会に変化を生み出していく活動です。
ここで社員満足度とエンゲージメントについて考えてみます。社員満足度は単なる満足度であり、仮に成果がなくても快適に仕事をできていれば満足です。一方、エンゲージメントは単に満足なだけではなく、仕事にコミットしている状態です。仕事は成果を生み、社会に変化を生み出す活動ですから、本当に重要なのは社員満足ではなくエンゲージメントです。
エンゲージメントにとって成果実感は重要な要素です、成果を生み出したことをに対する実感が強いほど、コミットしていく意欲は高まるはずです。そこで、どのように成果の実感を実現する方法について考えます。
成果の実感を高める方法
タスクベースではなく、価値ベースで仕事をする
例えば、スクラムにおけるユーザーストーリーベースでの活動は価値ベースの活動の一例です。
適切に設定された OKR の KR も同様です。仕事のゴールとして価値にフォーカスすることで、成果実感を得やすくします。
成果を確認する
タスクの消化に追われる。とりあえず手を付けてみる。しかし、成果を確認していないということは意外とありがちかと思います。
こういった場合に、単に作業としてタスクをこなすだけではなく、生み出した価値を確認することが大切です。
また、価値を生む過程の途中のみを担当していてそもそも価値を確認しにくいということもあるでしょう。
その場合は、
- 関係者と連携して最終的に生まれた価値を確認させてもらえるようにすることで直接確認する
- 業務の全体像を理解することで、自分が中間で関わっている工程が最終的な価値につながっていることを理解する
などの方法があります。
どちらの場合も、本人だけでは実現が難しい場合もあるため、該当業務のマネージャー・リーダーが意識して知らせることができるとよいでしょう。
成果の確認スパンを短くする1 - 小さなイテレーションで仕事をする
業務の進め方として、最終的な成果を長期間をかけてつくって最後に一気に価値を実現するのではなく、短いサイクルで細かく価値を実現していけるようにすると確認できる頻度を増やすことができます。
成果の確認スパンを短くする2 - フロー効率を優先する
業務の進め方としてリソース効率ではなく、フロー効率優先で進めることでも成果が出るタイミングを早めることができます。
まとめ
成果実感を作り出す方法についてまとめました。
今回は自分が成果実感を感じる場合の目線ですが、仕事で関わる人に成果実感を得てもらう上での観点になります。
例えば、他のメンバー・他の部門の人に業務の一部を依頼するとき、単に作業として一部だけを依頼するのではなく、目的や業務の全体像を共有することなどがあります。