解決策を固定せず、課題に立ち返って選択肢を広げる
こんにちは。人事グループ・組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
何かの課題に対する解決策を検討する場合、課題と解決策がきれいに分離されているとは限りません。その場合に、一括りで考えているがゆえに解決策がうまく進まないと、すべてが停滞しがちです。
一方で、本来課題と解決策は別々に存在します。この記事では、解決策を固定せず、課題に立ち返って選択肢を広げることについて解説します。
課題と解決策
何かの課題を解決するための解決策は固定ではなく、複数の選択肢がありえます。
解決策のロックイン
一方で課題と解決策は明確に区別して検討されるとは限らず、一括りで検討されることもあります。実際は理想と現実のギャップがあり、そのギャップ=問題を解決すべき課題として捉え、それに対する解決策を検討しているという要素があるはずが渾然一体とした塊として捉えていて、解決策もその中の1部として固定のものと捉えているような状況です。
この場合、実現困難な解決策のみの検討を続けて立ち止まったり、実現の障壁になる関係者に不満を抱えることもありえます。
ロックインの例
リソース不足があり、採用で解決しようとしていたとします。しかし、採用に注力する余力がなく、停滞したとします。0.05の工数で取り組み続けるが、試行錯誤の不足で成果がでない。
課題と解決策の分離
課題と解決策を切り離し、課題を軸に解決策の選択肢を広げるのが有効です。
分離の例
ロックインの例を整理すると、
- リソース不足があり業務負荷が高い
- リソース不足があり十分な採用活動する余力がない
となると解決策は二段階になり
- 採用活動をするための業務調整や業務改善をする
- 確保した時間で採用活動をする
となります。また、この解決策だけではなく、他にもやり方はあるでしょう。