[Alexa] 日本語でフラッシュブリーフィングスキルを作成してみる

2017.11.09

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はじめに

とうとうAlexaの日本語版が発表されましたね。
今日は、Alexaスキルの一種である「フラッシュブリーフィングスキル」を日本語で作成してみたいと思います。

フラッシュブリーフィングスキルとは

フラッシュブリーフィングスキルは、JSONやRSSといったフィードをAlexaに読み上げさせることができるスキルです。
Alexaによるフラッシュニュースの配信を、自分で作成することができます。
なお、フィードはテキストの読み上げだけでなく、音声ファイルを指定することもできます。

【公式ドキュメント】フラッシュブリーフィングスキルAPIについて

スキルを作ってみる

今回は、Developers.IOのフィードを読み上げるフラッシュブリーフィングスキルを作成してみます。
こちらを参考に、Alexaの開発者ポータルにログインして新規スキルを作成します。

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スキル作成画面が開くので、「フラッシュブリーフィングスキルAPI」を選択します。
言語は「Japanese」、スキル名には任意の名前を指定し「保存」をクリックします。

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スキルが作成されるので、「次へ」をクリック。

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フラッシュブリーフィングスキルでは対話モデルがあらかじめ準備されているので、「次へ」をクリック。

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フラッシュブリーフィングフィードの設定を行います。
まず、コンテンツ取得失敗時に流すカスタムエラーメッセージを設定します。
次に、「新しいフィードの追加」をクリックし、フィード情報を追加します。

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フィード情報は、以下のように指定します。

  • プリアンブル : フィードを読み上げる前にAlexaが発話する紹介文を入力します。
  • フィード名 : フィードの名前を入力します。
  • コンテンツの更新頻度 : 1時間ごと/毎日/毎週 のいずれかから選択します。
  • コンテンツタイプ : テキスト/オーディオ を選択します。今回はRSSフィードなのでテキストを選択します。
  • コンテンツジャンル : フィードの内容に適したジャンルを選択します。
  • URL : フィードのURLを指定します。
  • フィードアイコン : フィードのアイコンを指定します。512×512ピクセルの画像をアップロードします。

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フィード情報を設定して保存すると、フィードが追加されているので「次へ」をクリック。

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「このスキルのテストを開始する」で「はい」となっていれば、自分のAlexaスキルとしてフィードの読み上げを試すことができます。

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Alexaサイトを開き、スキルメニューから「有効なスキル」をクリックします。

作成したフラッシュブリーフィングスキルが表示されているので、有効にします。

次に、設定メニューから「フラッシュニュース」をクリックします。

作成したスキルをオンにします。

以上で、スキル作成とテストの準備は完了です。
Echoなどの実機で「アレクサ、今日のニュースは?」と話しかけてみてください。フィードのコンテンツをAlexaが読み上げてくれます!

おわりに

日本語版Alexaのフラッシュブリーフィングスキルを作成してみました。
フィードのコンテンツさえ準備できていれば、カスタムスキルを作成するよりも手軽にスキルを作成することができます。

フラッシュブリーフィングスキルはLambdaも書かなくてよいので、普段プログラミングしない方もとっつきやすいのではないでしょうか。
実機が手に入るまでにサクッとスキルを作成しておいて、あとは正座して待つ、というのもよいかもしれません。
それでは。

参考

Amazon AlexaのFlash Briefing Skillsを作成する
[Alexa] Flash Briefing Skill でDevelopers.IOの最新情報を読ませてみた