Gemini を利用して Google ドキュメントにリンク先文書の要約や引用を加える
こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
Google ドキュメントで文書内でリンクしている Google Drive 関連の情報( Google ドキュメント、 Google スプレッドシート, Google スライド等)をソースとして参照しつつ、 Gemini で情報を抜粋したり要約することができるようになりました。
なお、対応しているファイル形式は不明です。
この記事では、 Google ドキュメントでリンクしている文書を Gemini を使って活用する方法を紹介します。
グラウンディング
Google のリリースノートにグラウンディングについて記載があるので、用語について補足です。
グラウンディング ( Grounding ) とは、生成AIの分野において、AIが回答や文章を生成する際に、外部の特定の情報源やデータセットを参照し、それに基づいて出力を行う技術またはプロセスのことです。
検証
Google ドキュメントの要約を追加
特定のテーマに関する複数の項目を扱うまとめドキュメントにおいて、各項目は個別の文書で作成されている場合、各項目の概要を Gemini で挿入し、残りはリンクを参照させるような使い方ができます。
編集前の文書。参照する文書がリンクされています。

Gemini のサイドパネルでプロンプトを入力する。

Gemini のサイドパネルに結果が出力されます。

結果に出典が添えられています。(グラウンディング)

Gemini のサイドパネルの結果の下にある [挿入] を選択し、結果をドキュメントに追加します。

Google スプレッドシートのデータを引用
調査結果を報告するドキュメントを作成するようなケースで、注目部分のみ Gemini で抜粋して引用するようなケースで利用できます。
編集前の文書。参照するシートがリンクされています。

参照するシートです。このデータは Google スプレッドシートの [表作成サポート機能] で作成したダミーデータです。

Gemini のサイドパネルでプロンプトを入力し、結果を取得する

Gemini のサイドパネルの結果の下にある [挿入] を選択し、結果をドキュメントに追加します。

Google スライドの要約を追加
社内勉強会のまとめドキュメントを作成するようなケースで、登壇者のスライドのリンクを添えつつ、登壇内容の概要を Gemini で追記することができます。今回はサンプルとして、 AIを活用した目標設定支援ツールについて先日登壇した際の資料 の Google スライド版をリンクしました。
編集前の文書。参照するシートがリンクされています。

Gemini のサイドパネルでプロンプトを入力し、結果を取得する

Gemini のサイドパネルの結果の下にある [挿入] を選択し、結果をドキュメントに追加します。

なお、この登壇スライドはテキストで直接記入している部分と、図解として画像を作って埋め込んでいるページがありますが、要約の抽出元になった部分はテキストだけのようです。図解にした部分の説明は含まれていませんでした。







