今から始める Amazon Connect 入門 #2
こんにちは。アノテーションの中村 (誠) です。
今から始める Amazon Connect 入門シリーズの 2 回目です。
各回については以下のリンクからご覧ください。
前回は AWS Hands-on for Beginners Amazon Connectによる基本的なコンタクトセンター構築の以下の内容を実施しました。
- 01 Amazon Connect の概要
- 02 ハンズオンで構築する構成の紹介、インスタンスの作成を行う
今回は以下の内容を実施します。
- 03 電話番号の取得を行う
- 04 問い合わせフローの作成のまえに
03 電話番号の取得を行う
Amazon Connect ダッシュボードにログインした状態から始めます。
ダッシュボードの各項目についてはハンズオンの動画内で紹介されていますので、詳しくは動画をご覧ください。
電話番号の取得前に、Amazon Connect Endpoint Test Utility で端末の設定状況をチェックします。
Amazon Connect Instance Url には Amazon Connect インスタンスのアクセス URL を入力します。
今回はバージニア北部リージョンを使用しているので、Amazon Connect region(s) もバージニア北部を指定しました。
なお、私の画面では警告が表示されましたが、問題なくテストを実行できたので今回は警告は無視しました。
マイクアクセスなどが特に問題ないことが確認できました。
なお、初めてテストする場合にはブラウザからマイクなどの使用許可を求められる場合がありますので、その場合には「許可」をクリックしてください。
もし誤って拒否した場合でも、Google Chrome ならアドレスバーの鍵アイコンをクリックすることで再設定が可能です。
テスト実行後、Amazon Connect ダッシュボードに戻り、「1. コミュニケーションのチャネルの調査」から「開始」をクリックします。
国はアメリカを選択し、タイプや電話番号はデフォルトのまま「次へ」をクリックします。
なお、初めて電話番号を取得する場合でも以下のようなエラーが発生する場合があります。
電話番号の上限に達しました。この上限数を引き上げるには、サポートまでお問い合わせください。
もし上記のようなエラーが発生した場合には AWS サポートへ上限緩和の申請が必要な旨、AWS 公式ドキュメントに記載されています。
電話番号を初めて取得する場合でも、「電話番号の上限に達しました」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーメッセージの原因となるすべての問題を解決するには、AWS Supportのヘルプが必要です。
AWS 公式ドキュメントより
上限緩和の申請は技術サポートのプランを契約していなくても可能なので、ナレッジセンターを参考に「アカウントと請求に関する質問」で AWS サポートに問い合わせてください。
電話番号取得後に、「問い合わせコントロールパネル」をクリックして CCP を開きます。
CCP の数値パッドを開きます。
先ほど取得した電話番号を CCP に入力して「呼び出し」をクリックします。
英語でのアナウンスが聞こえれば OK です。
電話番号取得直後だとつながらないこともあるようなので、つながらない場合にはしばらく時間をおいてから再度実行してください。
注意点
日本の電話番号は個人では取得ができず、事業用の電話番号のみ取得することができます。
日本の電話番号を取得するためには AWS サポートへの問い合わせが必要なので、詳細については AWS 公式ドキュメントをご覧ください。
04 問い合わせフローの作成のまえに
このセクションは問い合わせフローに関する説明です。
本ブログではポイントのみ記載しますので、詳しくは動画をご覧ください。
- 問い合わせフローは、問い合わせを行ったお客様が体験する処理のフローを定義したチャート
- 問い合わせブロックをドラッグ & ドロップで配置する
- ブロック同士をつなげてフローを定義する
- AWS 公式ドキュメントにはサンプルも記載されている
- はじめから定義されているデフォルトの問い合わせフローも存在する
- 複数の電話番号を問い合わせフローに関連付けられる
- ルーティングプロファイルには 1 つ以上のキューが関連付けられる
- エージェントには 1 つのルーティングプロファイルのみ関連付けられる
今回はここで終わりとしますので、続きは別のブログでやっていきます。
まとめ
今回は AWS Hands-on for Beginners のうち以下の内容を実施しました。
- 03 電話番号の取得を行う
- 04 問い合わせフローの作成のまえに
次回は「05 問い合わせフローを作成する その1」からやっていきます。
お疲れさまでした。
今から始める Amazon Connect 入門 #3へ続く
参考資料
- AWS Hands-on for Beginners Amazon Connectによる基本的なコンタクトセンター構築 | AWS Webinar
- Amazon Connect Endpoint Test Utility
- Amazon Connect サービスクォータ - Amazon Connect
- AWS 技術サポートを受ける | AWS re:Post
- Amazon Connect の電話番号をアジアパシフィック (東京) リージョンで取得する - Amazon Connect
- サンプルフロー - Amazon Connect
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社 WEB サイトをご覧ください。