会社で目標を設定するその前に
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
多くの会社で社員は目標を設定します。会社で設定する目標に熱を宿すためには前提が必要です。
それは、個人の目的です。
今回は会社での目標設定に熱を宿す前提になる個人の目的について、またそれらの関係性についてまとめます。
会社の目標
会社で設定する目標は大きく2種類あります。
- 会社の事業成果に関わる目標
- 会社の事業成果を生み出す能力、マインドなどに関わる目標
これらは、会社によって一つの目標として混ざり合っていることもあれば、別々に運用されていることもあるでしょう。
例えば OKR と人事評価上の目標を併用しているケースの場合、 1 が OKR で 2 が人事評価上の目標になります。
これらはどちらも「事業成果」が前提になります。
個人の目的
個人の目的は仕事も含めた人生全体の目的です。
各自の目的は多様で自由です。例えば
- 将来日本の生産性向上に貢献できる事業で起業したい
- 少子高齢化の社会を解決することに対して貢献し続けたい
- とにかくプログラミング技術を高め続け、目の前にあるより難しい問題を解き続けたい
- アーリーリタイヤして、その後は世界旅行をして過ごしたい
- 趣味に全力を尽くしたい
などです。
最後の2つは仕事と直接つながりがありません。
通常大抵の人は人生の多くの時間を仕事をして過ごすので、人生を充実して過ごしたい場合、ある程度仕事にも価値を見いだせる状態が必要になります。
そこで、最後の2つについても仕事につなげてみると
- アーリーリタイヤして世界旅行をして過ごしたい
- そのため若いうちに一気に稼ぎきることができる働き方をしたい
- 趣味に全力を尽くしたい
- そのために短い時間で最大限の成果を出せる働き方をしつづけたい
- 趣味と相乗効果のある仕事をしたい
というような形になりそうです。
会社の目標と個人の目的
会社の目標はあくまで事業成果につながるものを設定する必要があります。
目標に熱を宿すには、自ら考え、自ら取り組みたい、達成したいと思える必要があります。
自ら取り組みたいと思える理由は、自分の中にしかありません。
そのため個人の目的と会社の事業成果の重なる範囲ができるだけ大きくなるように目標を設定していく必要があります。
これができれば、会社にとっても事業上の価値がある、個人にとっても人生の目的につながる価値がある目標となり、熱を宿して取り組むことができるようになります。
自分の目的が整理できていない場合は少しずつでも把握していくことになります。
自分の目的は先に「個人の目的」のところで紹介したように高尚なものである必要がありませんし、現状の仕事と直結している必要もありません。ただ、自分の目的は簡単に整理できるとは限らないので焦らずじっくり整理しましょう。
その上で、自分の目的を踏まえて、仕事においてどうしていきたいのかについて直属の上司と話し合っている必要があります。
まとめ
会社の目標と個人の目的をつなげ、会社の目標に熱を宿す流れについてまとめました。
私は、個人の目的を「人が充実して成長して楽しく働ける場所を作ること。それを実現する範囲を可能な限り広げていくこと」に定めています。そのため、現職で従業員体験向上を主務とした部門に所属して取り組む内容がすべて自分事で熱が入る状態になっています。また、情報発信がカルチャーの一部であるクラスメソッドにいると、個人の目的の中にある「実現する範囲を可能な限り広げていくこと」にもつながりやすい環境です。個人の目的が整理できていなかった頃と比べると、仕事への熱量が大きく変化しました。もともと格ゲーマニアで、10年以上格ゲーをやりこんでいましたが、ゲームに没頭しているときのような熱量で楽しく仕事ができています。
目的がつながるといいぞ。