
Googleドキュメント入門:まず最初にすべきこと、覚えておきたいことをさくっとまとめてみました
始めてGoogleドキュメントを使う、または久々にGoogleドキュメントを使うといった場合に、まず最初に覚えておきたいこと、設定しておきたいことをさっくりまとめてみました。特にGoogleドキュメントをWikiのように使いたいと思うので、その際に必要な設定をさっくりまとめています。
Markdown機能の有効化
まずは、Markdown機能を有効化しておきたいです。
上部メニューの [ツール] → [設定] を開くと下記のように 「マークダウンを有効にする」 だけがチェックが付いていない状態になっていると思いますので、これをチェックしておきましょう。これでマークダウンが使えるようになります。
※マークダウンメモ:箇条書きの 「・」 は 「半角アスタリスク+半角スペース」 で出せます。「半角ハイフン+半角スペース」でやると 「-」 になってしまいます。
Pagelessモードの有効化
GoogleドキュメントをWikiのように使っていきたいと思います。そのために、「Pagelessモード」 を有効化します。 [ファイル] → [ページ設定] を開いて、上部のタブで 「ページ分けなし」 を選択します。こちらをデフォルトにしたいので、左下の 「デフォルトとして保存」 を選択して、「OK」ボタンで確定します。
ここまででかなりGoogleドキュメントがWikiっぽく使えるようになってきました!
ドキュメントタブの理解
Googleドキュメントを開いた時に左に 「ドキュメントタブ」 のメニューが表示されています。
このドキュメントタブ(タブ)は以下のような特徴があります
- 3階層目までサブタブを作成できます。
- 図ではタブ1の下にタブ1-1とタブ1-2、タブ1-1の下にタブ1-1-1を作成しています。
- タブが複製できます。
- 週報のテンプレートを用意してそれをコピーしたり、前週の週報をコピーして今週のものを書いたりといったことができます。
- 絵文字をタブ名の先頭に付けることができます。
例えば、週報は1個のGoogleドキュメントに週毎の週報を纏めて、さらに四半期ごとのまとめなども同じドキュメントにドキュメントタブを利用してスッキリと纏めることができます。便利!
テキストの幅
個人的には画面いっぱい情報を表示したいので、テキストの幅を広げる設定にしておきます。
[表示] → [テキストの幅] → [フル]
これでGoogleドキュメントの上部の青い矢印のインデントの開始位置がかなり左に寄りました。
コードの挿入
ドキュメントにプログラムコードを貼り付けたいことがあります。無料版のGoogleドキュメントではできないのですが、会社でGoogle Workspaceを使っている方は使えると思います(Google Workspace Business、Enterpriseなど)
[挿入] → [構成要素] → [コードブロック] → [挿入したいプログラム言語を選ぶ]
IAMロール一覧取得プログラムをドキュメントに挿入してみました:
Mermaidの挿入
ドキュメントに Mermaid のコードを貼り付けたい場合があります。この場合は、拡張機能の 「Mermaid - Diagramming and charting too」 アドオンをインストールしましょう。
[拡張機能] → [アドオン] → [アドオンを取得] で 「Google Workspace Marketplace」 が開きます。「mermaid」 で検索すると、「Mermaid - Diagramming and charting too」 が出てくるので、インストールします。
(図では 「インストール済み」 になっているのが 「Mermaid - Diagramming and charting too」 です)
下記ではドキュメントにMermaidベースの組織図を挿入してみました。 [拡張機能] → [Mermaid - Diagramming and charting tool] → [New chart] で図を新規挿入します。下記では私が所属している「お客様をサポートする部」の組織図の編集画面になります。左に Mermaid のコードを貼り付けると、右に図のプレビューが出ます。
[Insert] ボタンを押すとドキュメントに Mermaid の図が挿入されます。
Mermaid の図を編集する場合は、図を選択して、 [拡張機能] → [Mermaid - Diagramming and charting tool] → [Edit selected chart] で編集します。
最後に
まずここまで設定や機能を覚えると、結構Googleドキュメントが「使える」ようになると思います。
GoogleサイトやGoogleスプレッドシート、Googleタスクとの連携、Geminiの活用など、まだまだやってみたいことがあるので、便利機能がまた見つかったら報告したいと思います。