Googleドキュメントの変数チップはタブをまたがない

Googleドキュメントの変数チップはタブをまたがない

Googleドキュメントの変数チップとタブの挙動についてまとめます。
2025.08.09

こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。

Googleドキュメントの変数チップとタブの挙動についてまとめます。

Googleドキュメントの変数チップとは

Googleドキュメントの変数チップは、Googleドキュメントのスマートチップ機能の一つで、任意の変数を利用できます。

利用例

変数として設定した箇所は、値の変更を一括で管理できるため、特定の固有名詞が繰り返し利用され、変更される可能性がある場合に便利です。

典型的な利用例は、メールテンプレートです。氏名や所属名などが文章中で繰り返し利用され、名前を一括で置き換えて利用したい場合に便利です。

変数の埋込
mail-variable-sample

アニメーションGIF
update-mail-variable-sample

タブをまたいだ場合

変数チップはタブをまたいで保持されません。

たとえば、タブ1で『テスト』という変数を作っていたとしても同じドキュメント内のタブ2ではタブ1の『テスト』の変数は参照できません。

タブ1でサジェストされる
visible-variable

タブ2でサジェストされない
unvisible-variable

AIフレンドリーな文書と変数チップ

変数を利用することで、同じ意味の固有名詞を一括管理することは、記載の揺れを減らすことにつながります。
結果として、 Gemini や NotebookLM で読み込む際に解釈がブレにくくなるでしょう。

変数チップの利用推奨箇所を Gemini in Google ドキュメントで確認する

Gemini in Google ドキュメントのチャット欄で変数チップの利用推奨箇所を聞いてみました。

入力

この文書内で変数チップを利用するのが好ましい箇所があれば教えて下さい

出力

この文書内で変数チップを利用すると好ましい箇所は以下の通りです。

・「週次 ふりかえり Gem」:文書全体で繰り返し登場するGemの正式名称であるため、変数チップで管理することで、一貫性を保ちやすくなります。

これらの箇所を変数チップで管理することで、文書の保守性や将来的な変更への対応が容易になります。

固有名詞の部分を判別して変更を推奨する箇所を教えてくれました。

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