[新インスタンス] 高クロックのメモリ最適化 EC2 インスタンス X2iezn が利用可能になりました!

re:Invent 2021 で発表されていた 高クロックのメモリ最適化 EC2 インスタンス X2iezn が利用可能になりました

ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。

re:Invent 2021 で発表されていた高クロックのメモリ最適化 EC2 インスタンス X2ieznが本日から利用可能になりましたのでレポートしてみます。

New – Amazon EC2 X2iezn Instances Powered by the Fastest Intel Xeon Scalable CPU for Memory-Intensive Workloads

X2iezn インスタンスタイプ

X2iezn は先日の AWS re:Invent 2021 で発表されていた EC2 の新しいインスタンスタイプになります。

X2iezn は第 2 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー(Cascade Lake)を採用し、全コアの 4.5GHz ターボクロックを備えています。このインスタンスは X1e インスタンスと比較して最大でvCPUあたり 55% 優れたコストパフォーマンスです。大きめのインスタンスタイプになっており、大規模ワークロードでの利用が想定されています。

vCPU ごとに 32 GiB のメモリを提供し、最大 48 vCPU と 1536 GiB のメモリをサポートします。AWS Nitro で実現されており、ネットワーク帯域が最大 100Gbps、EBSの帯域が最大 19Gbps のパフォーマンスを発揮します。

インスタンスタイプのラインナップは以下のようになっています。

Instance Name vCPUs RAM (GiB) ネットワーク帯域幅 (Gbps) EBS 最適化帯域幅 (Gbps)
x2iezn.2xlarge 8 256 最大 25 3.170
x2iezn.4xlarge 16 512 最大 25 4.750
x2iezn.6xlarge 24 768 50 9.5
x2iezn.8xlarge 32 1024 75 12
x2iezn.12xlarge 48 1536 100 19
x2iezn.metal 48 1536 100 19

インスタンスタイプのサフィックスが多くついていて混乱しそうですが、以下のような意味になっています。

  • i : Intel CPU
  • e : 拡張メモリ(vCPU あたり 32GiB)
  • z : 高クロックプロセッサ(4.5 GHz)
  • n : 高ネットワーク帯域(最大 100Gbps)

X2iezn

X2iezn は、VPCのみをサポートしており、仮想化はHVMで、EBS 最適化(EBS専用帯域の確保)、CPU 最適化(ハイパースレッドの可否や vCPU の数のカスタム)を備えています。

利用可能なリージョン

現在利用可能なリージョンは以下の通りです。

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • アジアパシフィック (東京)
  • 欧州 (アイルランド)

やってみた

X2iezn インスタンスを起動してみました。今回は x2iezn.2xlarge を使用しています。

東京リージョンを使用しています。インスタンスタイプの選択画面では以下のようにずらっと表示されます。

では、実際にログインして確認してみます。ここでは Sesion Manager を使いました。

CPU の情報を確認してみます。モデル名はIntel(R) Xeon(R) Platinum 8252C CPU @ 3.80GHzになっています。モデル名の中に3.80GHzと記載がありますが、実際のクロック(CPU MHz)を見てみると4485.291となっているので、ちゃんと 4.5 GHz になっていますね。

h-4.2$ lscpu
Architecture:        x86_64
CPU op-mode(s):      32-bit, 64-bit
Byte Order:          Little Endian
CPU(s):              8
On-line CPU(s) list: 0-7
Thread(s) per core:  2
Core(s) per socket:  4
Socket(s):           1
NUMA node(s):        1
Vendor ID:           GenuineIntel
CPU family:          6
Model:               85
Model name:          Intel(R) Xeon(R) Platinum 8252C CPU @ 3.80GHz
Stepping:            7
CPU MHz:             4485.291
BogoMIPS:            7599.98
Hypervisor vendor:   KVM
Virtualization type: full
L1d cache:           32K
L1i cache:           32K
L2 cache:            1024K
L3 cache:            25344K
NUMA node0 CPU(s):   0-7
Flags:               fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush mmx fxsr sse sse2 ss ht syscall nx pdpe1gb rdtscp lm constant_tsc rep_good nopl xtopology nonstop_tsc cpuid aperfmperf tsc_known_freq pni pclmulqdq ssse3 fma cx16 pcid sse4_1 sse4_2 x2apic movbe popcnt tsc_deadline_timer aes xsave avx f16c rdrand hypervisor lahf_lm abm 3dnowprefetch invpcid_single pti fsgsbase tsc_adjust bmi1 avx2 smep bmi2 erms invpcid mpx avx512f avx512dq rdseed adx smap clflushopt clwb avx512cd avx512bw avx512vl xsaveopt xsavec xgetbv1 xsaves ida arat pku ospke avx512_vnni

ディスクの状態も見ておきましょう。ディスク名がnvme0n1となっており NVMe になっていることが分かります。

sh-4.2$ lsblk
NAME          MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
nvme0n1       259:0    0  100G  0 disk
├─nvme0n1p1   259:1    0  100G  0 part /
└─nvme0n1p128 259:2    0    1M  0 part

さいごに

X2iezn は大規模なユースケースで利用されるため、あまり使う機会がないかもしれないですが高速な CPU と大容量メモリを搭載するため、今までにインスタンスでは対応できないと行った時に有用になりそうです。