Elastic IP (EIP) を EC2 インスタンスに割り当てる方法

Elastic IP (EIP) を EC2 インスタンスに割り当てる方法

Elastic IP を EC2 インスタンスに割り当てると、EC2 インスタンスを停止・開始した後もパブリック IPv4 アドレスは変更されません。

こんにちは、クラスメソッドタイランドのPOPです。

このブログはタイ語のブログから日本語に翻訳したものです。
วิธีเชื่อมโยง Elastic IP (EIP) ไปยัง EC2 Instance | DevelopersIO


今回は Elastic IP (EIP) の使用について紹介します。

Elastic IP (EIP) を使用する理由

Elastic IP を使用しないEC2インスタンスでは、EC2 インスタンスの停止・開始後のたびにパブリック IPv4 アドレスが変更されます。EC2 インスタンスの停止・起動のたびにパブリック IPv4 アドレスが変わることを望まない場合は、Elastic IP アドレスの関連付けることを推奨します。

Elastic IP アドレスごとの 1 時間あたりの料金は 0.005 USDです。(これにより、月額 3.6 USDの料金が発生します。)
詳細については、Elastic IP アドレスを参考してください。

Elastic IPの料金の発生条件が少し複雑です。
詳細は以下のブログに記載されています。
EIPで料金発生するパターンとしないパターン #AWS

前提条件

※EC2 インスタンスが作成済みであること。
EC2 インスタンスを作成する方法は、以下のリンクを参照してください。
https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-install-amazon-linux-2023-on-ec2-jp/

Elastic IP アドレスを EC2 インスタンスに関連付ける

EC2 インスタンスが準備できたら、Elastic IP アドレスを EC2 インスタンスに関連付けます。

EC2 サービス画面に移動し、左側のメニューから「Elastic IP」をクリックします。
ec2-service-elastic_ip_eip_menu-202410

「Elastic IP アドレスを割り当てる」をクリックします。
ec2-service-elastic_ip_eip_button-202410

1 番下の「タグ」セクションまで下にスクロールし、以下のように設定をします。
・「新規タグを追加」をクリックします。
・キー:「Name」を入力します。
・値 - オプション:「pop-test」(EC2 インスタンスと同じ名前を入力することをお勧めします。)
・「割り当て」をクリックします。
create_eip_ec2-1

Elastic IP の作成が完了すると、このような画面に移動します。
create_eip_ec2-2

Elastic IP アドレスの名前を変更する場合は、以下の画像に示すように「Name を編集」アイコンをクリックし、名前を入力して「保存」をクリックします。
create_eip_ec2-3

Elastic IP アドレスを関連付ける

Elastic IP アドレスを関連付けるには、「割り当てた Elastic IP アドレス」 > 「アクション」 > 「Elastic IP アドレスの関連付け」を選択します。
create_eip_ec2-4

インスタンス欄の「インスタンスタイプを選択します」をクリックし、Elastic IP アドレスの関連付ける EC2 インスタンスを選択します。今回は「(pop-test) - running」です。
create_eip_ec2-5

Elastic IP アドレスを関連付けるインスタンス IDを選択した後、このようにインスタンス IDとして表示されます。そして「関連付ける」をクリックします。
create_eip_ec2-6

Elastic IP アドレスを確認する

Elastic IP 画面と EC2 インスタンス画面の両方で Elastic IP アドレスを確認します。

※Elastic IP 画面

「Elastic IP アドレス」をクリックします。
check_eip_ec2-1

「割り当てられた IPv4 アドレス」で確認します。
check_eip_ec2-2

※EC2インスタンス画面

EC2インスタンス画面に移動し、「パブリック IPv4 アドレス」で確認します。

たとえば、最初はインスタンスの パブリック IPv4 アドレス が「❐ xx.xx.xx.xx」で、Elastic IP アドレスが「❐ 52.193.225.140」であった場合、インスタンスに Elastic IP アドレスを関連付けた後、Elsatic IP アドレスに応じてEC2インスタンスのパブリック IPv4 アドレスが「❐ 52.193.225.140」に変わります。
check_eip_ec2-3

まとめ

Elastic IPを使用すると、固定IPアドレスが提供され、インスタンスを変更しても接続の安定性が保たれます。また、リソース管理の柔軟性が向上します。

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
以上、クラスメソッドタイランドのPOP(Tinnakorn Maneewong)でしたっ!

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