ないのなら作ってみようコミュニティ
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
クラスメソッドはよく「コミュニティみたいな会社」と表現されることがあります。
コミュニティでは人のつながりや関連領域の知見など、様々なものをえることができます。そんなコミュニティですが、実は参加するだけではなく、作る方も意外とスッとできます。ということでコミュニティを作ることと、そこで得られる経験について説明します。
コミュニティの作り方
私は短期で終わっているものから継続しているものまで含めて 6 つのコミュニティを作ってきました。
今までコミュニティを作ったパターンとしては
- 知人と雑談会を実施したら、継続してやりとりをするコミュニティになった
- Twitter で「こんなコミュニティあったら嬉しいかな?」といったら知り合いが反応してくれて共同設立することになった
- 立ち上げたいテーマがあり、関心がありそうな知人に確認したら、需要があったので設立した
- 立ち上げたいテーマがあり、 bosyu で参加者を募集して設立した
- 立ち上げたいテーマがあり、 Twitter で関心がある人がいるか反応をみて、需要があったので設立した
という感じです。
1-3 は元々のつながりがあっての流れです。 4,5 は元々のつながりは関係ありませんが、私が Twitter を通してブログなどアウトプットをしたり、個別のやりとりでのつながりを広げた中で「会って話したことはないが Twitter 上ではお互いに知っている」という相手が多くいたことによって募集に反応があった、という関係があります。
これらを踏まえると、
- 普段の活動を通して、関心領域が近い人とのつながりがすでにあり、何かあれば関わってみたいと思ってもらえる
- 普段の活動を通して、関心領域が近い人に認識されていて、何かあれば関わってみたいと思ってもらえる
のどちらかが必要になりそうです。もちろん、あくまで相手も関わりたいと思えるテーマや活動目的であるというのは大前提です。
コミュニティを作ることから得られること
コミュニティを作ることで、コミュニティそのものの目的以外に
- 同一領域への関心を持つ人とのつながりが増える
- 同一領域への関心を持つ人との情報交換
- 予想外の機会
などを得ることができます。
例えば、転職活動に関する求人企業・HRサービスと求職者間にある情報格差を減らすことを目的としたコミュニティとして転職透明化らぼを共同で設立した際にも、
- イベントの登壇者
- イベントのスポンサー
- イベントの参加者
の方々とのつながりを得ることや、個別の情報交換や登壇内容から知識を得ることができました。
また、デブサミ2020のコンテンツとしてのお誘いもいただき、登壇する機会まで得ることができました。
ここまではコミュニティのコアメンバーとして参加していれば主催者以外でも得ることができる点です。
コミュニティを自ら作ること得られることのうち、主催者特有のものといえばリーダーシップの発揮機会やコミュニティマネジメントの機会でしょう。
例えば
- コミュニティ設立に伴う目的や MVV の整備
- コミュニティのルール整備、文書化
- コミュニティにまつわる各種事項の意思決定
- コミュニティにまつわる各種問題の解決
- スポンサー探し&打診のコミュニケーション
- イベントで主催者としての想いを述べる
- コアスタッフ集め
などがあります。私は業務上マネージャーをしたことはありませんが、個別の施策の推進や社内勉強会コミュニティを推進することがあり、それらの活動において個人活動におけるコミュニティで培った経験が役立っています。
まとめ
コミュニティの作り方と、作ることによるメリットをまとめました。
コミュニティを作る目的自体は上記のメリットを得るためのものではないですが、結果的にメリットを得ることができます。
もし、取り組んでみたいテーマと目的があるのなら、直接の知り合いや Twitter などで声がけをしてコミュニティを立ち上げてみると本来の目的に加えて様々な経験を得ることができるでしょう。