ウェブエンジニアから人事に転生した人見知りな私が人事領域に関わるエンジニア出身者のコミュニティを2つ主催している件 [クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024]
この記事はクラスメソッドグループコミュニティ活動 Advent Calendar 2024 の12/14投稿記事になります。
自己紹介
てぃーびーと申します。人事グループ・組織開発室に所属し、組織開発を担当しています。もともとはウェブエンジニアをしていて、2019年に人事にキャリアチェンジしました。
タイトルにあるように、私は人見知りでおとなしい性格です。コミュニティを2つ主催するようになり、友人・知人が多くなった今でも多人数が集まる場では大人しくなりがちで、そういった気質は以前とあまり変わってはいません。そんな私でもコミュニティを複数主催し、継続しているのは何だか不思議な気持ちです。
2つのコミュニティ
私は、人事領域に関わるエンジニア出身者 ( ジンジニア )のコミュニティを2つ主催しています。
- HRmethod Meetup
- ジンジニアコミュニティ
HRmethod Meetup
人材育成部門の責任者である豊崎さんと組織開発部門の責任者である私の二人でHRmethod Meetupという勉強会を主催しています。
HRmethod Meetupは、人事領域に関わる社内外の方が集いさまざまなテーマについて発表する勉強会です。HRmethod Meetupでは人事領域の知見を社外の方にも共有し、各社の活動に役立てていただきたいと考えています。また、弊社にとっては、他の登壇者の方から知見を得ることができる場でもあります。
ジンジニアコミュニティ
ジンジニアコミュニティは私ところちゃんが2019年に立ち上げたジンジニアが集まるコミュニティです。現在は約20名のジンジニアたちが継続的に交流し、Connpassのグループでは参加者が300名をこえました。なお、Connpassのイベントはtkkz1009さんが中心になって取りまとめてくれています。
もともとは少人数のジンジニアたちがSlackで人事領域に関わる情報交換をしつつ、たまにオフライン・オンラインでの雑談会を実施する活動がメインのクローズドな集まりでした。これらの活動は今でも継続しているのですが、2023年からはtakakazuさんを中心にConnpassでの勉強会も開始しました。
2つのコミュニティに共通する想い
人生において、仕事をする時間は多くを占めます。せっかく時間を使うのでれば仕事の時間も楽しくありたいと思っていますし、そういうふうに過ごせる人が増える助けになれたら嬉しいと思っています。
そして、仕事を楽しく過ごすには業務上の課題を解決できるかどうかが関わります。仕事における課題には専門的な知識に関わる技術的問題と人の考え方や価値観に関わる適応課題があります。そして、解決が難しく残りがちなのは適応課題であり、適応課題は人事領域のお題です。世の中全体における人事領域の課題解決力を高めることに貢献することで、楽しく働ける人を増やしたいという思いが、私が人事をしている理由であり、コミュニティを主催している理由でもあります。また、HRmethod Meetupについてはクラスメソッドの『オープンな発想と高い技術力により、すべての人々の創造活動に貢献し続ける』という経営理念と重なる活動である、という側面もあります。
コミュニティのありがたさ
私は未経験でウェブエンジニアから人事に職種を変えました。一方で、未経験といっても年齢的には40歳をこえての転職ということもあり、担当者という立ち位置からスタートではなく、エンジニア採用領域の責任者という期待値での転職でした。そんなハードルの高さのなか、ちょうどジンジニア属性の人たちが集まる機会があり、会話も弾み、短発で終わらせるのはもったいないということで、コミュニティとして継続することになりました。私が人事のキャリアを軌道に乗せるのにあたって、ジンジニアコミュニティの存在は知識の面でも心の支えの面でも欠かせないものでした。
今でも様々なトピックに関する情報交換や悩み相談を相互にしていて、ありがたい場として保たれています。
当初は人事領域の初心者として恩恵を受ける側面が強かったのですが、今は経験も増え、自分も情報を提供する人として恩送りをできていると良いなと思っています。
人見知りで奥手な私がコミュニティを立ち上げ、継続できた鍵
私の場合は、コミュニティを立ち上げる前にブログを中心とした大量の発信を継続していたことや、技術同人誌を執筆していたことが土台としてあります。また、CodeIQというプログラミング問題をとくサービスの出題者を4年以上していたこともあります。
これらによって『周りに知られていて、周りに声をかけられやすい状態』ができあがっていました。個人として認識されていると、こちらから声をかけなくても人とのつながりが広がりやすく、コミュニティの始動を円滑にした実感があります。このあたりは、格闘ゲームをひたすらやっていた時代にも感じていたことで、強豪ではない自分が、攻略については比較的レアリティのある内容を発信していたため、同キャラクター使いの人たちに認知され、自分より強いプレイヤーとも交流する機会を得ることができていました。こういった業務外の経験も自分の中でのノウハウとしていきています。経験学習における抽象的概念化です。
これが自分のような性格でもコミュニティの立ち上げをできた秘訣だと思っています。
そして、私は物事を継続することが得意で、地味な仕組みを整えるのも慣れています。そのため、場を用意して、必ず顔を出し、コミュニケーションが途切れないように動きを継続し、手がかかる場のメンテナンスも一手に引き受ける部分を担当しています。逆に盛り上げる部分は、自分以外にそういう属性の人がいればなんとかしてくれます。
まとめ
発信力と継続力があれば人見知りでもコミュニティの立ち上げと継続ができる!
・・・というのは、私の生存バイアスだとは思うので、人見知りでもその他の方法の組み合わせでコミュニティの運営ができると思います。物事の進め方は一つではない。