L形ピン口金のLED蛍光灯を点灯させてみた

2022.12.31

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

年末年始、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
こちらは部屋を片付けていたら出てきました、間接照明にしてどこかに付けてやろうかと企んで買ってきたものの、専用の点灯器具がなくて宙に浮いてしまっていたLED蛍光灯です。

なんとか年を越す前にすっきりさせたい…というわけで、とりあえず点灯させてみることにしました。

LED蛍光灯の種類

LED蛍光灯は大きく分けて、従来の蛍光灯をそのまま取り替えられるものと、そうではないものに分けることができます。

従来の器具に取り付けられるLED蛍光灯

電源回路を管の中に内蔵し、従来の蛍光灯とグロー管を取り替える形で利用できるLED蛍光灯です。 品物によって、電源を供給するピンの配置が異なる場合があり、説明書に書かれている通りに設置する必要があります。
主に中小電器メーカーやホームセンター、百均で取り扱われている場合が多いようです。

従来の器具に取り付けられないLED蛍光灯

L形ピン(GX16t-5)口金を採用した、従来の蛍光灯器具にそのまま嵌めることのできないタイプのLED蛍光灯です。 こちれは管に電源回路を内蔵しておらず、器具側の電源回路によりLEDが駆動されます。
主に大手電器メーカーが製造しています。

仕様を調べてみる

L形ピン口金のLED蛍光灯については、 JIS. C 8159-1:2013 に定められているので、電気的特性についての記述を探します。

19.3.1.3 口金の給電端子の極性
直管LEDランプは,口金の口金ピン間に,直流の定格電流(350 mAなど)を印加する。その後,口金の二つの給電端子を逆接続して,直流の定格電流(350 mAなど)を印加する。いずれの場合も,正常に点灯することを目視で確認する。

「350 mAなど」といういまいちパッとしない表記ですが、管や器具の定格は技術の進歩で移り変わる可能性もあるので、規格では具体的に定めていないのでしょう。

つまり…

管に書いてある定格電流以内かつ定格電力以上の定電流電源を接続すればOK。
端子の極性は決められていないのでプラスマイナスはどちらでもOK。
ということですね!

実際に点灯させてみる

≪ご注意≫

この項の内容はあくまで実験と検証であり、同様のDIYに対して責任を負うものではありません。
安全のため、LED蛍光灯を設置する場合は専用の器具を使用し、器具の取り付けは電気工事士に依頼してください。

点灯装置の準備

以下のものを用意しました。
いずれも、店頭やECサイトで購入できるものです。

  • LED蛍光灯(LDL40S・L/19/21-K)
  • LED照明用電源(300mA Max40W 定電流電源)
  • LED蛍光灯ソケットセット(EL-US0041)
  • ELコネクタ 4Pプラグハウジング
  • ELコネクタ コンタクト付きワイヤ2本(2Pプラグから取り外す)

これらのパーツを組み立てて…

点灯しました!

以上です。
これで安心して年を越すことが出来そうです。

照明に組み込むIoT機器の開発にお役に立てるかは未知ですが、豆知識として役に立てば幸いです。