Google Workspace で Gemini の参照ファイルに NotebookLM を指定して、それぞれのメリットを享受する
こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
個人アカウントでは先行して利用できていた Gemini の参照ファイルに NotebookLM を指定する機能ですが、企業アカウント(Google Workspace)でも解放されました。早速試してみます。
利用ケース

Gemini のソース情報に NotebookLM と、 NotebookLM の強みである『ソース情報を元に出力されるためハルシネーションが発生しにくい』という長所が失われるため、ただ使えばいいというわけでもありません。
Gemini を通すことで自由な発想や高度な加工ができる反面、根拠に基づかない推論が混ざるリスクもわずかに上がります。そのため、Canvas で出力された内容が NotebookLM 内の一次ソースと乖離していないか、出力結果をチェックするのがおすすめです。
個人的には、以下の2パターンが典型的な利用ケースだと思っています。
1. Gemini 単体でやりたいが、ソースが多すぎる場合
Gemini よりも NotebookLM のほうが多くのファイルを添付できます。
処理としては Gemini で実行したいが、添付ファイルを大量に指定したい場合、 NotebookLM にソース情報を集約して、 NotebookLM を指定することで Gemini 単体で利用するよりも多くのソース情報を元にやりとりをできます。
Gemini を脳とするなら、NotebookLM を専用の外部メモリとして繋ぎ込むイメージです。
2. NotebookLM で完結したいが、 Gemini の機能を使いたい場合
NotebookLM は一連の情報をまとめるには有効ですが、そこから先のアクションや高度な加工には Gemini の多才さが必要です。
たとえば、 Gemini 経由にする例としては以下があります。
- 成果物の可視化: NotebookLM の知識を元に、 Gemini で Canvas のアプリを生成し、その場でプレビュー・編集する。
- Google サービスとのクロス参照: NotebookLM に入れた社内資料と自分の Gmail やカレンダーを Gemini 上で組み合わせる。
サンプル
2 の『NotebookLM で完結したいが、 Gemini の機能を使いたい」場合』のケースとして、NotebookLM に添付した多数のソース情報をもとにして Gemini の Canvas を活用する例を試します。
半年分の週報を NotebookLM のソース情報に読み込ませて、 Gemini にその NotebookLM を指定して、半期の活動の要約を Canvas 形式で調整しながらまとめます。内容が固まったら、 Google ドキュメントとしてエクスポートします。
1. ソース情報のエクスポート
Notion のデータベースに保存されている週報の情報を半年分PDF形式でエクスポートします。
全体で26ファイルありました。
2. Notebook の作成
NotebookLM で新しい Notebook を作成し、ソース情報に週報26ファイルを追加します。
3. Gemini の新規チャットで Notebook を指定
Gemini のアプリから新規チャットを作成し、 [+] アイコンから NotebookLM を選択します。

Notebook のリストが表示されるので、対象を選択し、 [追加] を選びます。

4. 半期の活動報告を作成
半期の活動報告を作成します。一旦大まかな指示で出力させてから調整することとします。
実行前に Canvas を有効にしておきます。
入力
半期の活動情報を元に総括を作成してください。
出力
22期上期(2025年7月〜12月)の週報データを詳細に分析し、この半期の活動を「人事評価制度の高度化」「AI活用の推進」「部門伴走支援」の3つの軸で整理した総括レポートを作成します。
この半年間は、AI(Gemini/NotebookLM)を単なるツールとしてではなく、組織開発のプロセスそのものに組み込み、現場の負荷軽減と質の向上を両立させた非常に密度の高い期間であったことが読み取れます。
### 22期上期 総括のポイント
田部井さんのこの半年の活動は、非常に高いレベルで「専門性(人事・組織開発)」×「最新技術(AI)」×「現場実装力(伴走支援)」が融合していたと言えます。
* 認知的オフローディングの体現: 豆知識でも触れられていた通り、NotebookLMやGeminiを使い倒すことで、自身だけでなくマネージャー層の「認知コスト」を下げ、より人間らしい対話や意思決定にリソースを割けるようにした点が最大の特徴です。
* 高い対外発信力: DevelopersIOやウェビナーを通じて「クラスメソッドの組織開発=AI活用が進んでいる」というブランディングに大きく寄与されました。
この総括をベースに、さらに強調したい点や修正したい箇所があればお知らせください。
Canvas の内容

Canvas のアウトラインとしては以下のような内容になっています。
- エグゼクティブサマリー
- 主要活動領域と成果
- 活動1 : 人事評価制度の高度化とデジタル化
- 活動2 : AI(Gemini / NotebookLM)活用の推進と発信
- 活動3 : 部門伴走支援
- 資格・自己研鑽
- 良かったこと・手応え
- 下期に向けた展望
資格・自己研鑽は不要なので削除してもらいます。
入力
"資格・自己研鑽" のブロックは不要なので削除してください。
該当ブロックが削除されました。このように、 Canvas で変更結果を確認しつつ内容を仕上げることができます。
最後に Canvas から Google ドキュメントへのエクスポート機能を利用します。
Google ドキュメントの結果







