1分でわかるAmazon Aurora Serverless v2入門

2022.05.17

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

先月、オンデマンドにオートスケールするAurora Serverless v2がGAになりました。

コンソールで「簡単に作成」からウィザード形式でAuroraインスタンスを作成すると、デフォルトではこのServerless v2 で作成されるなど、一気に身近な存在となりました。

一方で、サービス名の「Serverless」や「v2」からは、どのようなデータベースなのかわかりにくいです。

Aurora Serverless v2 はキャパシティがスケールするDBインスタンス

Aurora Serverless v2の実態は、オンデマンドでキャパシティがスケールする db.serverless という新しいインスタンス・クラスが割り当てられたDBインスタンスです(「サーバーレス DBインスタンス」と呼びます)。

ドキュメントから

負荷に応じてキャパシティがスケールアップ・ダウンするため、神経質なサイジングから開放され、ピークにあわせてプロビジョンした場合よりもTCOが安くなることが期待できます。

Serverless v2 は新しいインスタンス・クラスが割り当てられているに過ぎたいため、r6g.xlarge のような従来型のインスタンス(「プロビジョンドDBインスタンス」と呼びます)をサーバーレスに変えることも、サーバーレスを従来型のインスタンスに変えることもできます。

サーバーレスなリーダーを追加したければ、レプリカの追加画面でインスタンス・クラスに db.serverless を指定するだけです。

Amazon Aurora Serverless v2は新しいインスタンス・クラスの誕生に過ぎないと理解することで、どういう構成が取れるのか、クラスターをサーバーレス化するにはどうすればよいのか、などが想像しやすくなると思います。

とはいえ、Serverless v2には固有の制限事項も多く存在するため、ドキュメントはしっかり読み込んでください。