【iOSDC Japan 2023 レポート】「基礎から理解する!来年春までに対応すべきプライバシーの変更点」を聞いてきた。

2023.09.03

はじめに

年に一度のiOSエンジニアの為のお祭り iOSDC Japan 2023に参加しています。

せっかくなので、参加したセッションのレポートを書きたいと思います。

基礎から理解する!来年春までに対応すべきプライバシーの変更点

登壇者

概要

ピッピーー!iOSエンジニアのみなさん!プライバシー対応してますか??

WWDC23では、プライバシーに関する大きな変更が発表されました。最も大きい変更は、Privacy ManifestsというアプリやSDKが扱うプライバシーデータを管理するplistの追加です。加えてSDKの対応事項も追加され、最大4つの対応が必要になります。

注目すべきは、2024年の春までに対応しなければ審査でリジェクト対象になりうることです。

やるべきことは増えますが、より正確にプライバシーデータの扱いを示すことができます。それによりユーザーからアプリへの信頼が増します。長く使い続けてもらうために必須の対応、それがプライバシー対応です。

本トークでは、iOSアプリ開発において必須のプライバシー対応の基礎を振り返り、来年までの具体的な対応方法や引っかかるポイント、今後の展望(の推測)についてお伝えします。

引用: fortee

資料

感想

今回はDay0でもプライバシーに関するセッションに参加しており、 https://dev.classmethod.jp/articles/iosdc-japan-2023-report-02/

さらに理解を深めたいということで参加してきました。

今回は実際にyappliで行った対応を踏まえて共有していただけました。

yappliのようなノーコードアプリプラットフォームでは、どのようにプライバシーデータを各アプリで設定しているのか疑問に思っていたのですが、

  • アプリごとに開発ディレクターがいて、各プライバシーデータを調査している
  • アプリ申請チームがいて、App Store Connectで手入力している

などの具体的な運用の話を聞けて興味深かったです。

また、Required Reason APIに該当するUserDefaultsの使用目的を記入しないといけない話では、特に具体的な内容を入力する必要はなく、Xcode上で入力できるフォームに沿って、項目を選択すれば良いという話を聞けて、少し安心しました。

例えば、アプリ自体のみがアクセスできる情報の読み取りおよび書き込みを行う場合は、CA 92.1: Access info from same app, per documenttionを選択すれば良いだけです。

UserDefaultsに関して、今回の改正で入力することは増えますが、複雑な作業をする必要はなさそうですね。よかった。よかった。

こちらも合わせて参考にすると良さそうです。

おわりに

iOSDC 2023 レポート関連

Day 0

Day1