「re:Invent 2022 レポート -AWS歴10年ではじめてラスベガス行ってきました!- 」というタイトルで登壇しました。

「re:Invent 2022 レポート -AWS歴10年ではじめてラスベガス行ってきました!- 」というタイトルで登壇しました。

2023.1.14開催のJAWS-UGおおいたで登壇した内容をまとめたブログです。
Clock Icon2023.01.14

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AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。

地元のJAWS-UGでre:Invent 2022について登壇してきました。

その内容の補足として、このブログをまとめてます。

勉強会の概要

今回登壇した勉強会はこちらです。

登壇内容

登壇内容の概要です。

はじめに

これまでのJAWS-UGおおいたでは、ラスベガスに行く人を横目で見ながら、DevelopersIOを使って勉強会を実施してました

今回私がついに初参加しましたので、独自の視点で共有します。

① re:Invent とは

初めて参加の方もいらっしゃるので、まずはre:Inventの概要について説明します。

re:InventはAWSが主催する「学習」を目的とするイベントです。 年に一度11月末〜12月初めの5日間で開催されます。

「学習」するのが目的なので、参加費用(入場料)が必要です。主な費用(概算)は次の通りです。

  • 参加費用 約 ¥250,000
  • ホテル代 約 ¥140,000
  • 飛行機代 約 ¥150,000

セッション数は3,000弱、参加人数約60,000人という規模になります。

つまり、40-50万円を投資して参加する人が6万人いる想像を超えたイベントになります。

尚、会場の規模も想像以上です。これについては、下記ブログにまとめてますので、参考にしてください。

② CTO ワーナー Keynote

ワーナーって誰?

  • Dr. Werner Vogels
  • Amazon.com最高技術責任者兼副社長
  • TECHにフォーカスのKeynote
  • 技術系/開発系新サービスが発表される

※発表された新サービスはこちら

今回のKeynote

とても評判の良い内容なので、是非ご覧ください。

キーワード

今回のキーワードは Asynchrony : 非同期性 です。 動画の中でもドラマ仕立てで説明がありますが、我々の社会は非同期性で動いていて、もし Synchrony : 同期性 だと、かなりやっかいになります。

この非同期性がLambda / StepFunctions / マイクロサービスなど分散コンピューティングにつながる基本の考え方につながります。

The Distributed Computing Manifesto

AWSがamazon.comのビジネス拡大の課題を解決するために誕生したという話はよく聞くと思いますが、その当時の文章(マニフェスト)がre:Inventのタイミングで公開されました。AWSを今後活用するためにも、基本に学ぶ良い機会だと思いますので、是非ご覧ください。

UNIXという考え方

このKeynoteうけて、にわかに再注目されているのが「UNIXという考え方」です。すでにDeveloperIOでもブログ化されていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

③ 個人的流目ポイント

ここからは私が個人的に注目したカテゴリについてレポートします。

  • 1.サステナビリティ
  • 2.投資家視点

1. サステナビリティ

Well-Architected フレームワーク

1年前のre:Inventで Well-Architectedフレームワーク に 持続可能性の柱が追加されました。 それから1年サステナビリティについてAWS界隈でどのようなアクションが行われてきたかを知りたく、注目してみました。

なぜ、サステナビリティ

我々おじさん世代は、社会的に重要でも、それがビジネスとしてプラスになるのかと思う人も多数います。 そういう方に対しては「企業としてサステナビリティを考慮しないと株価にマイナスの影響となる!」時代が来ているという認識を持っていただきたいです。

企業の格付けで有名なムーディーズもESG(Environment,Social,Governance)をスコア化しています。

ESGは定性的な情報を元にスコア化するため、実際には手間のかかる処理なのですが、それをAWSを利用してシステム化している事例のセッションがこちらになります。

AWSの責任

サステナビリティはセキュリティと同様に責任共有モデルでAWSと利用者の責任が分担されます。

AWS(Amazon)では主に下記のような取り組みを行っています

  • 低消費電力チップ
  • 低消費電力データセンタ
  • 水の再利用
  • 再生可能エネルギー
  • 低炭素コンクリ/鉄鋼

利用者の責任

一方、利用者は下記のような選択をすることが出来ます。

  • コンピュートリソースの効率的な運用
  • Gravitonの利用
  • 高効率な言語(Rustなど)の活用
  • 再生可能エネルギー利用率の高いリージョンの選択

2. 投資家視点

AWSを活用すると技術的負債をコントロールでき、運用効率がUPし、ビジネスメリット大きい、ということは多くのエンジニアは知ってると思っています。一方、投資家はどう思っていのかを知りたいと思っていました。

その答えを導いてくれるセッションがありましたので、紹介します。

次回に向けて

今回初めてre:Inventに参加して、経験者の話を聞いて事前準備をしっかりやったつもりですが、後悔するところもいろいろありました。最後に反省点を共有しますので、次回参加される方の参考になればと思いました。

反省点

  • 聞きたいセッションを選んだ
    • 実は700以上のセッションがYouTubeで公開されています。つまり聞きたいセッションはあとでも聞けます。
    • ですので、「質問したい」で選ぶ方が良いです。質問は現地でしかできないので。
  • すべての会場を回れなかった
    • 回れなかった会場に、面白そうな展示があったことをあとで知りました。
    • これも現地でしか体験できないので、会場を回ることを優先した方が良かったと思ってます。
    • あと、食事のクオリティも高いらしいです
  • 疲れてre:Playに参加しなかった
    • 今年は体力つけて参加しますw
  • 亀田さんと雑にすれ違った
    • すぐに勉強会で会えると思って、会話せずに手を振っただけですれ違いました
    • まさかあれが最後になるとは。。。
    • 一期一会を大切にしましょう

参考リンク

re:Invent 2022 のブログの記事はこちらからご覧頂けます。まだまだ新しい記事が投稿されていますので、フォローしてみてください。

上記で紹介した700以上のセッション動画はこちらにまとまっています。こちらも是非ご覧ください。

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