JAWS-UG 福岡でAlexaを使った顔認証システムについて話してきた。

2018.04.22

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春嵐の候, 春風に誘われて、外出の機会も多くなりました。お元気でしょうか、せーのです。
私は今、福岡におります。本日こちらで行われている「JAWS-UG福岡:6度目もちょっと濃い目にAWSの話をしてみよう」にお邪魔しています。母さん、札幌の桜はまだですが、福岡はもう夏です。。。

ということで、やってきました福岡。会場はなんと

さくらインターネット株式会社 福岡オフィス!

AWSのコミュニティイベントがさくらの会場で行われる、しかもセッションのトップはさくらの方、という、、、なんて太っ腹なんでしょう。
そんな恵まれた環境にて日曜日にもかかわらず30人以上のAWS使いが集まり(出席率99%)、熱のこもったセッションが5時間近くに渡って行われました。

そんな中、私はAlexaのちょっと面白い使い方、として顔認証システムを構築してAlexaとつなげてみる、というお話をしてきました。

スライドはこちらです。

伝えたかったこと

上のスライドを見て「これはAlexaなの??」と感じた方はするどいですね。これは「Alexaを使った顔認証システム」ではなく「顔認証システムをAlexaで動かしている」のです。顔認証システム自体はシステムとして構築して、Alexaはあくまでそのシステムの結果を受け取っているだけ、です。そう、別にAlexaじゃなくても、Webでも、IoTでも、なんでも動くのです。

では、どうしてこの認証システムを「Alexaで」動かすのか。それはセッション内でもお話したように、Alexaは「複数のシステムを音声一発で動かせる」ことに大きな魅力があるからです。

認証システム、というのはそれ単体で運用することはそうありません。認証したら、その結果に基づいた次の行動があります。出退勤システムであれば「打刻処理」をしますし、セキュリティルームへの入室であれば「ドアの解錠」が行われます。それはAPIの場合もあれば、物理的にサムターンを回さなければいけないこともあります。電子ロックであれば更にコード等の認証が必要になるかもしれません。
Alexaであればそのような「後続処理」も一気に行うことができます。必要に応じて質問を返す事もできます。この柔軟性と手軽さはAlexaならではのものです。

今回私が伝えたかったことは「Alexaの"手軽さ"を最大限活かすためにはどのようなソリューションがいいか、考えるなら今」ということです。

Echoの一般発売が開始され、色々なエンジニアさんがAlexaを触りはじめています。作ってみるとわかりますが「スキルを作ること」自体はとても簡単です。ですがスキルを作っていくうちに「何に使うためのスキルを作るか」と「使っていて楽しいか」の2点の課題が出てくると思います。後者は「洗練されたVUI」で解決し、前者を解決するのが上記のようなソリューション連携になると感じています。

今のうちにソリューション連携の可能性を探ることで、時代が追いついてきた時に役に立つ、そう考えています。

まとめ

ということで第4の故郷(1:札幌、2:沖縄、3:ハワイ)である福岡で、久々にJAWSに参加しました。福岡は食べ物が美味しいものしかない、という日本国内でも稀有な土地で、毎回とても美味しいものを頂けるので大好きです。毎回美味しい所に連れて行ってくれる福岡オフィスのメンバーには大変感謝しています。

九州在住のコミュニティ、会社の方々でAlexa関連の話を聞かせて、という方はお気軽にご連絡下さい。「九州」というだけですぐに飛んでいきます。