[レポート] Cost-Driven AWS クラウドアーキテクチャデザインとコスト最適化方法 #jawsdays #jawsug
こんにちは。サービスグループの武田です。
本日はJAWS-UG主催のイベント、JAWS DAYS 2018に参加しています。
先ほど「Cost-Driven AWS クラウドアーキテクチャデザインとコスト最適化方法」に参加しましたので、そのレポートを紹介します。
セッションの概要は紹介ページをご覧ください。
スピーカー
リュ・ハンジン(Ryu Hanjin)さんです。
韓国のAWSユーザーグループ、AWS-KRUG Datascienceで活動されている方です。
AWSの費用構造
AWSの費用構造は大きく分けて次の3つに分類される。
- 割り当てたサイズに対して課金される(時間課金)
- トラフィック(使ったリソース)
- 無料
すべてのサービスについて最適化を考えることができるが、今回は次の3つのサービスに絞って紹介。
- Amazon EC2
- Amazon RDS
- Amazon CloudFront
EC2の最適化
- CloudWatchとAuto Scalingを組み合わせてトラフィックに最適化
- 負荷テストを行い、リソース使用量に基づいてインスタンスタイプを最適化
- オープンソースをOSを積極的に利用
- Reserved Instanceを賢く利用
- 現状として、1日15時間以上稼働させるサーバーはRIを利用
- それより少ない場合はSTOP/STARTがよさそう
- バッチやテストなどはSpot Instance
- 昨年ハイバネートにも対応した
RDSの最適化
- EC2はAuto Scalingで柔軟な構成ができたがRDSは難しい
- どうしても一番高負荷な状態にサイズを合わせる必要がある
- RDSもEC2と同じようにオープンソースを積極的に利用
Cache適用
- いろいろなレイヤにキャッシュを導入する
- DB(RDS)のキャッシュ
- Web(EC2)のキャッシュ
- CloudFrontによるキャッシュ
Serverless
- 最後にServerless
- EC2はAuto Scalingがあるとはいえ起動に時間がかかる
- Serverlessのサービスであればこれらの問題を軽減できる
まとめ
- トラフィックに対して柔軟に対応できるアーキテクチャとすることでコストも最適化できる
- キャッシュは大事
- それぞれのレイヤで最適化に対応する
感想
これからAWSを使っていこうという方に、参考になる内容だったのではないでしょうか。サービスはダウンさせないことが大事ですが、お金も無尽蔵にあるわけではないので、コスト最適化もクラウドを利用するうえで大事な課題ですね。
各サービスをうまく利用して、ビジネスに役立てていきましょう!
以上です。