[アップデート] Kiro Crew v0.11.0 でエージェントハーネスのバックエンドエージェントのデフォルトが Kiro CLI から KAS(Kiro Agent System)に変わりました

[アップデート] Kiro Crew v0.11.0 でエージェントハーネスのバックエンドエージェントのデフォルトが Kiro CLI から KAS(Kiro Agent System)に変わりました

KASって...なんだ!?
2026.11.01

いわさです。

Kiro Crew のエージェントの実体は Kiro CLI というのはみなさんおそらくご存知だと思います。
Kiro Crew のエージェントハーネスという設定からこのエージェントバックエンドを Kiro CLI 以外に変更できます。(v0.6.0 あたりから)

https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-crew-0_6-agentbackend-claudecode/

おそらく上記の時に初めて「KAS(Kiro Agent System)」という用語が出てきました。
Kiro CLI 以外に KAS や Claude Code に変更する選択肢が出たのですが、まぁ KAS は実験的って書いてあるし、Kiro Crew は Kiro CLI 前提で作られてそうだしよっぽどのことがなければ変える必要ないのかなとずっと思っていました。

しかし、先日の Kiro Crew のアップデート v0.11.0 で、エージェントハーネスのデフォルトが Kiro CLI から KAS(Kiro Agent System)に変わりました。
「KAS by default, more from every backend」のところに書いてあります。

https://github.com/kirodotdev/KiroCrew/releases/tag/v0.11.0

まじか。Kiro CLI じゃないのか KAS が推奨な感じか...いや、そもそも KAS って何ですか...?

KAS の情報やこの辺りの切り替え方法を確認してみたので紹介しますね。Kiro Crew は 0.11.0 以上にアップデート済みです。

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エージェントハーネスの設定画面

ではバックエンドエージェントの切り替え画面を確認してみます。
設定メニューの「エージェントハーネス」を選択しましょう。

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ここで「新しいセッションが起動するエージェント」を選択することが出来ます。おそらくアップデート直後は Kiro CLI が使用中のままだと思っていたので従来から使っていた方はおそらく Kiro CLI のままだと思います。
私は色々あって Kiro Agent に切り替えました。「使用中」のラベルが表示されてますね。これが選択されてるやつです。

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なんで切り替えたかというと、どうやら従来型の直接 Kiro CLI を使うものだと「クルーメイトのチャットにセッション用ツールが入ります」に☓がついてるんですよ。

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今回の記事では深堀りをしないのですが、この設定が別のアップデートの関係で効いてきます。
いや、効いてきますとか AI っぽい表現になっちゃいましたが、本当に効いてくるというか今までのカスタムエージェントが動かなくなったんです。
Mate 2.0 周りでセッション開始できない人は KAS に移行したほうが良いでしょう。それも今書いてるのでまた記事にしますね。

KAS(Kiro Agent System)って何、Kiro CLI から切り替えていいの?

なんとなくデフォルトで推奨っぽいし Kiro CLI 直じゃなくて KAS に移行したほうが良さげな雰囲気です。
ただ、移行したことで今まで出来ていたことができなくなると困るので、多くの方はおそらく KAS をスルーして Kiro CLI の設定のままで使いそう。

調べてみたのですが KAS を使うと要は Kiro CLI v3 で動くみたいです!!おお、ついに!!

Kiro Agent (KAS) : Served through kiro-cli's acp --agent-engine v3 relay.

https://github.com/kirodotdev/KiroCrew/blob/main/src/kiro_crew/docs/configuration.md

そうなんですよ。今まで Kiro Crew のバックエンドって明示的に Kiro CLI v2 が呼び出されていたのです。
ただ、最近は Kiro IDE や Kiro CLI などとのハーネス統合が v3 で進んでいます。

実際に KAS へ切り替えた状態でプロセスを確認すると、確かに kiro-cli が v3 エンジンを起動していました。

$ ps -ef | grep agent-engine
kiro-cli acp --agent-engine v3 --auth-method cli
node .../kas/2.37.0-.../@kiro/agent/dist/server/acp-server.js --transport=stdio --auth=acp-callback

切り替えて使ってみる

では実際に、Kiro CLI から KAS に切り替えてみました。切り替えは設定画面でエージェントハーネスを Kiro Agent に変えるだけです。
KAS の場合はここで認証情報を入力することが出来ます。ただ、Kiro CLI 側で認証済みの場合はここで入力しなくても良いみたいです。自動で CLI 側の認証情報が使われるっぽいです。私は認証なしでこのまま生きました。

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上記の設定画面から KAS を選択するだけです。
で、画面によるとセッション起動時のエージェントっぽいので新しいセッションを起動する必要がありそうです。
何か使われているバックエンドエージェントをチェックする方法がないか調べたところ、セッション単位の実バックエンドは selection-capabilities という内部 API の backend フィールドで取得できることが分かりました。
API 呼び出し用のトークンは kirocrew token のものがそのまま使えるっぽい。

以下は設定変更前に Kiro CLI バックエンド状態で起動していたセッションです。

$ curl -s "http://127.0.0.1:5476/api/chat/slots/chat-387-.../selection-capabilities?token=$TOKEN"
{"known": true, "backend": "", "effort_supported": false, "effort_levels": [], "model_effort_pair_ids": false}

以下は KAS に切り替えた後に起動した新規セッションです。

$ curl -s "http://127.0.0.1:5476/api/chat/slots/chat-375-.../selection-capabilities?token=$TOKEN"
{"known": true, "backend": "kas", "effort_supported": false, "effort_levels": [], "model_effort_pair_ids": false}

値の対応は "kas" が KAS、空文字 "" が Kiro CLI でした。
KAS の状態で一通りスキルやエージェントの動きを確認してみましたが、うまく動いてましたね。

さいごに

本日は Kiro Crew v0.11.0 でエージェントハーネスのデフォルトが Kiro CLI から KAS(Kiro Agent System)に変わったので、KAS とは何かを調べつつ切り替えてみました。

Kiro CLI v2 だと使えない機能がいくつかあったので、KAS への切り替えが本格的に進んできて今後例えばクラウドセッション(Kiro Web)と統合できるとか、Kiro Power 使えるとかそんなのも期待できるかもしれないですね。
そして、v2 の設定のほとんどはそのまま v3 で使えて同じ挙動をするので基本的には KAS を使っても今までと使い勝手は変わらないはずです。
なのでまずは試しに切り替えてみてください。

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