[アップデート] Kiro Crew v0.11.0 で Mate 2.0 が実装されカスタムクルーの挙動が変わりました

[アップデート] Kiro Crew v0.11.0 で Mate 2.0 が実装されカスタムクルーの挙動が変わりました

挙動変わって最初困ったけど、使い慣れてくと新しいカスタムクルー良い。自律的にオーケーストレーションしてくれる
2026.11.02

いわさです。

私はメインのコーディングエージェントに普段 Kiro を使っています。
Kiro CLI や Kiro IDE を使っていたころは、カスタムエージェントを作り込んで使っていました。
現在は Kiro Crew をメインツールとして使っているのですが、そちらに移ってからもカスタムエージェントをそのまま使っていました。

ただし、カスタムエージェントはクルーとして定義されないので、メモリが V1 として共有されてしまいます。
そのため、複数のエージェント間でメモリが共有されてしまい、分離したい環境でもコンテキストが共有されてしまうようなケースがあって非常に不便だったり、あるいは記憶した分がエージェントへのメッセージに乗ってコンテキストウィンドウがすぐに逼迫するなどがありました。

こちらを解決するためには、Kiro Crew 内でカスタムクルーとして定義しなおすことで専用のワークスペースやメモリを与えて汎用エージェントから分離させることがおそらく正解です。

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これを「クルーメイト」といつからか呼ばれるようになっていたのですが、定義すると、そのクルーメイト専用の記憶(V2)を持てます。
メモリ画面の記憶タブで「このクルーメイトは自分専用の記憶(V2)を持っています」と表示されるのがそれです。

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クルーメイトを定義して使うようになってからかなり使い勝手が良くなっていました。

しかし、先日の Kiro Crew v0.11.0 で「Mate 2.0」というアップデートが実装され、このカスタムクルーの仕様が大きく変わりました。

https://github.com/kirodotdev/KiroCrew/releases/tag/v0.11.0

ざっくり言うと、カスタムクルーは司令塔としてユーザーと対話するのみで、具体的なタスクなどはワーカーに委任するような仕様になりました。今回は触れないですが、これめっちゃ良いです。自律性がかなり増しました。
ただ、その一方で司令塔自身のツールや権限はかなり制限されるようになりました。

ただし、その結果私が定義して使っていたカスタムクルーで、特に Spawn 系のツールなどサブエージェントに委任させていたようなスキルやプロンプトが動かなくなりました。

アップデート後にどうすればこのあたりがうまくいくのか、調べて試してみたので紹介します。

試してみる

カスタムクルーのチャットからサブエージェントで別のカスタムエージェントを実行させてタスクを処理させてみましょう。よくやっている私の使い方です。

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ダメですね!Spawn 系を呼ぼうとすると、ツールが見つからないとエラーになりました。
前まではサブエージェント委任が出来ていたはずなのだが・・・!!

Mete 2.0 では司令塔かつユーザーとやり取りをする conductor と、作業を請け負って必要に応じてサブエージェントに委任なども行える worker の2種類のクルーが動くのですが、仕様を見ると、conductor は Spawn 系を持たないように設定されていました。
~/.kiro/mates/agents/kirocrew-mate-conductor.json の excludedTools に spawn_run や task_run、workflow_run などが設定されています

そして、どうやら既存のクルーは、Mate 2.0 実装にあわせて起動時に一度だけ強制的に移行されたようです。オイオイオイ。
~/.kiro/mates/migrated.json にその記録が残っていまして、私が定義したカスタムクルーの移行前の定義は tools が ["*"] で、Spawn 系も含めて全部のツールを使えていたのですが、移行後は、この権限が conductor に残っていませんでした。

これのせいで一部のカスタムクルーの挙動が変わってしまっていた。(移行ボタンなどは押した記憶がないのです...)

じゃあ conductor からじゃなく正攻法で worker に託して worker からサブエージェントを起動してもらえればそれで良いのですが、それもやってくれていない。
どうやらこれ、通常のチャット画面から起動しただけだとダメみたいで、「クルーメイト」からクルーとのやり取りをしないといけないみたいです。
まだ内部処理をおいきれていないのですが、セッションの種類が違うっぽい。

クルーメイトからカスタムクルーを指定して会話してみるとこんな感じになりました。

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以下で試したサブエージェント経由で Slack スレッドにアクセス出来ていますね。Claude Code 経由のやつ。

https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-crew-v0100-worker-backend/

この時、セッション画面を見てみるとこのカスタムクルーがぽこぽこサブセッションを起動したり閉じたりしています。

さいごに

本日は Kiro Crew v0.11.0 で Mate 2.0 が実装されカスタムクルーの挙動が変わったのでうまく動かす方法を探ってみました。

まだ慣れてないのですが、このクルーメイト機能良いかもしれない。
カスタムクルーの挙動が変わって困った方はお試しください。

今まで単独セッションからの Spawn だとどんなに頑張っても自律性に限界があったのですが、このクルーメイト使ってみてください。従来よりも自律的に動いてくれてる感じかなりします。気のせいか・・・!?

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