[Looker][小ネタ]表形式のタイルをダッシュボードに配置した時、表の列幅が縮こまってしまう時の対策 #looker
Lookerのダッシュボードで、表形式のタイルの幅が縮こまって表示されてしまう問題がありましたので、その対策をこのブログにてまとめます。
2021年初投稿にしては地味な内容かもですが…笑
今年もよろしくお願いします!
発生した問題
Lookerで表形式のタイルを設置し、下図のようにタイルの幅いっぱいに表が表示されてほしい状況であるとします。
しかし、なぜか下図のようにタイルの幅いっぱいではなく中途半端な位置までしか表が表示されない、という問題が起こりました。
原因
実は、表形式のタイルの各列の幅は、マウスのドラッグ&ドロップ操作で簡単に動かせてしまいます。
この操作をダッシュボード上で行ったときは、ブラウザの更新を押せば元の列幅に戻ります。
しかし、タイルを作成しているExplore画面上でこの列幅変更をマウスで行ってしまうと、下図のように対象列のWidthの値が固定値に変更されてしまいます。
そのため、Exploreで表を作っている時、列の幅を少しでもマウスで調整したことが、この問題の原因となります。
対策
対策としては、2種類あります。
対策その1
対策1つ目は、対象のタイルの編集画面上で「Reset All Column Widths」を押して、Saveし直すことです。
具体的には、Exploreの編集画面対象のタイルで、下図のように対象のフィールドの右端の歯車マークを押すと表示されるオプションから、押すことが出来ます。
こちらを押すと、使用されているフィールドのWidthをまとめて下図のようにデフォルト値の「1-1000」に変更することが出来ます。
対策その2
対策2つ目は、対象のタイルの編集画面上で列の幅を変動するように記述することです。
具体的には、「Edit」⇛「Series」⇛「Customizations」⇛「対象のフィールドの”Width”」の値を、1-1000
に変更すればOKです。
対策その1のやり方では全ての列幅をまとめてリセット出来ますが、一部の列は幅を固定したい場合などもあると思いますので、こちらの方法ならばそれぞれの列ごとに列幅を変動できるように設定できます。
最後に
いかがでしたでしょうか!
地味な内容ではありますが、対策を知っていないと解決までに時間を要する問題かと思います。(自分が実際にわからず少し苦労しました…)
同様の問題で困っている方の参考になれば幸いです。