[レポート]  ハンズオン/Looker埋め込み分析を行う5つのステップ – Looker:JOIN 2019 at San Francisco #looker #JOINdata

[レポート] ハンズオン/Looker埋め込み分析を行う5つのステップ – Looker:JOIN 2019 at San Francisco #looker #JOINdata

Clock Icon2019.11.27

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現地時間2019年11月05日〜07日の期間、米国サンフランシスコで開催されているLookerの年次カンファレンスイベント『JOIN 2019』。今年2019年のイベントは、弊社から3名のメンバーが現地参戦しました。

参加レポート各種については下記シリーズをご参照ください。

当エントリでは、その中からブレイクアウトセッション『Hands-on Lab: 5 Steps to Embedding Looker(ハンズオン/Looker埋め込み分析を行う5つのステップ)』の内容について参加レポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

セッションの概要は以下の通りです。

[登壇者情報]:
・Sharon Zhang (Senior Professional Services Consultant / Looker)

[セッション情報]:
Hands-on Lab: 5 Steps to Embedding Looker
(Looker埋め込み分析を行う5つのステップ)

Embedding empowers you to integrate Looker's analytics capabilities within your own web applications, so you can surface your data to people where they already spend their time. That means data in the hands of more people who need it. This informative hands-on lab will walk you through the ‘why’, ‘what’, and ‘how’ of embedding Looker.
(埋め込みにより、Lookerの分析機能を独自のWebアプリケーションに統合できるため、すでに時間を費やしている人々にデータを表示できます。 つまり、データを必要とするより多くの人々の手にデータが渡されます。 この有益なハンズオンラボでは、Lookerを埋め込む「理由」、「内容」、および「方法」について説明します。)

 

セッションレポート

 

プライベートな埋め込み(Private embedding)とは

Lookerのレポートとダッシュボードを使用するツールに組み込んだ場合の動きは以下。

  • 内部システムがiframeを介してLookerコンテンツを埋め込む
  • Looker Serverがアクセスと許可を確認し、必要に応じてログインを促す
  • レンダリングされたiframe:Lookerコンテンツが、許可に基づいてiframeでレンダリングされる

 

なぜデータを埋め込むのか

データを埋め込む事で、異なるデータとツールを単一のワークフローに接続する事が可能となる

  • 従業員が使用するツールの数を削減出来る(今日、殆どの場合で少なくとも8つの異なるSaaSツールを使用している)
  • ワークフローを統合し、データリテラシーを促進する最前線にデータを配置
  • データに基づいたアクションにデータを接続

 

埋め込み機能の挙動

  • 埋め込まれたLookやダッシュボード、エクスプローラ(Explore)には/embed/という要素がURLに組み込まれる ( 例: https://mycompany.looker.com/dashboards/4 → https://mycompany.looker.com/embed/dashboards/4)
  • 埋め込みコンテンツはiframeの任意のWebページに追加出来る
    <iframe src="https://mycompany.looker.com/embed/dashboards/4"></iframe>
    

URLのカスタマイズ

  • Lookerにログインしていないユーザーにログイン画面を表示させるには、allow_login_screen = trueというパラメータを埋め込みURLに追加。
    <iframe src="https://mycompany.looker.com/embed/dashboards/4 ?allow_login_screen=true">
    </iframe>
    
  • このパラメータを追加することで、認証されていないユーザーに対して401エラーを発生させることが出来る。

表示のカスタマイズ

埋め込み先のページに合わせて、埋め込みダッシュボードの表示内容をカスタマイズ可能([埋め込み設定の編集]メニューにて)

  • ダッシュボードのギアメニューをクリックし、[Edit Embed Settings]を選択
  • ダッシュボードのタイトルまたはフィルターの表示または非表示を選択
  • カラーボックスをクリックして、ダッシュボード要素の色を調整
  • 必要に応じて[Undo Changes〜]で変更を元に戻し、ダッシュボードの最後に保存された埋め込み設定に戻ることが可能
  • [保存]をクリックして変更を保存

 

ユースケース

実際の例として、Salesforce、Zendesk、fashionlyのサイトで『埋め込み』が使われている画面の解説が行われていました。(※『fashionly』はLookerが開発した組み込み分析用デモ環境、とのことです by Lookerの中の人情報)

 

SSO埋め込み

埋め込みの他の手段としては『SSO(シングルサインオン)での埋込』がある。

  • SSO埋め込みにより、Lookerコンテンツをiframe経由で他のアプリケーションに統合可能
  • Lookerへのユーザー認証はSSO URLを介して処理される
  • Embedユーザーはlookerにログインする必要はない
  • より豊かなフレーム内体験を提供可能

Looker社ではこの仕組み・機能を『Powered by Looker』として提供している。

紹介画像:

SSO埋め込みの挙動解説:

埋め込み用のインスタンスとコンテンツの準備

  • 1).埋め込み認証を有効にし、埋め込みシークレットを生成
    • 管理メニューの[Embed]から遷移
  • 2).コンテンツおよび保存されたコンテンツURLを作成
    • 例) /embed/dashboards/12, /embed/looks/4
  • 3).ユーザーのアクセスレベルを決定

 

セッションまとめ

  • Lookerアナリティクスをiframe経由で埋め込む事で、ユーザーが最もよく使用するアプリケーションまたはアプリケーションにデータをすばやく統合可能となる
  • クイックセットアップとカスタマイズにより、最も必要なときに必要な場所にデータを配置可能
  • 人々が必要なものを探し回るのではなく、データを人々に届ける事が出来る

 

まとめ

以上、Looker:JOIN 2019ブレイクアウトセッション『Hands-on Lab: 5 Steps to Embedding Looker(ハンズオン/Looker埋め込み分析を行う5つのステップ)』の参加レポートでした。

『Powered by Looker』でも展開しているように、Looker社としてもこの『埋め込み』に関する仕組み・機能はイチオシのものとなっています。実際に便利な仕組みでもありますので、この辺りは内容を理解して取り入れていきたいものですね。

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