Lookerのビジュアライズ『傾向線(トレンドライン)』を徹底解説する! #looker
Lookerのビジュアライズ機能の『傾向線(トレンドライン)』は使っていますか?トレンドラインはなんとなく把握しているつもりでも、設定できる内容が多く混乱やすいものだと思いますので、今回はトレンドラインについて解説していきます!
傾向線(トレンドライン)とは
トレンドラインとはデータの方向性を表す線のこと。詳しい説明は公式ドキュメントにも記載がありますので、こちらも参考にしてください。
公式Doc:Add Trend Line
トレンドラインがサポートされないグラフ
以下のグラフタイプは、トレンドラインがサポートされていません
- 系列のポジショニングが [ 積み上げ / 積み上げ割合 ] になっているグラフ
- グリッド レイアウトを [ 行別 ] 使用したグラフ
- X 軸目盛りタイプの [ 序数 ] 使用したグラフ
トレンドラインの追加方法
- 編集タブの [ Y ] から、[ Trend Line を追加 ] から追加する
- トレンドラインの設定を行います
- トレンドタイプ:詳細は後述
- 列インデックス:ピボットグラフの場合など、トレンドラインを追加する系列を選択します
- ラベルタイプ:ラベルに表示する内容を選択します
- String:任意の文字列を適用します
- R^2:R2乗値を適用します
- Equation:傾向線を作成するための方程式を適用します
- ラベルの位置:ラベルを表示する位置を選択します
- 色:線の色を変更できます
- トレンドタイプを移動平均にした場合のみ、以下のオプションが利用できます
- Period:移動平均の計算に含めるデータポイントの数を指定できます
- トレンドタイプを多項式にした場合のみ、以下のオプションが利用できます
- Order:多項式回帰によって計算される多項式の項数を指定できます
トレンドラインのタイプ
線形(Linear)
データの直線的な関係を表します。一般的に、線形トレンドラインは一定の速度で増加または減少する場合に使用されます
指数(Exponential)
時間の経過とともに増加または減少するデータをモデル化します。データにゼロまたは負の値が含まれている場合、このオプションは使用できません
対数(Logarithmic)
成長が初期は急激でありながら、その後は成長率が横ばいになるようなデータを表すのに最適化された曲線。データにゼロまたは負の値が含まれる場合、このオプションは使用できません
べき乗(Power)
変数の関係が曲線を描いていて、データが特定の速度で増加するデータを表すのに適している。データにゼロまたは負の値が含まれている場合は、このオプションを使用できません
多項式(Polynomial)
データの成長が直線にはならないような、複雑な波形を捉えるために使われる。一般的には、項数が大きいほど、データに柔軟にフィットする曲線を描きます
移動平均(Moving Average)
データのノイズを滑らかにして、全体的なトレンドを見るために使われる。設定した期間内のデータポイントの平均値を繋いで表します
最後に
いかがでしたでしょうか。少しでもトレンドラインについて理解が深まっていれば幸いです。