Lookerの可視化(Vizualization)で何が出来るか確認してみる – カートゥーン(Catroon)編 #looker

2020.02.03

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Lookerでは、対象となるデータ理解するための様々な可視化(Visualization)機能が利用可能です。

当エントリは、Lookerの可視化機能で利用可能なグラフの1つである『カートゥーン(Catroon)』について、その概要と『どんな見せ方が出来るのか』について見ていきたいと思います。

目次

 

カートゥーン(Catroon)とは

カートゥーンは、Looker 7より「Looker Marketplace」経由で導入・利用が可能な可視化形式です。

この可視化形式は実用性云々というよりはどちらかと言うと「お遊び」的なものに位置付けられるでしょう。任意の表示形式で「漫画チック」に可視化することが出来ます。Lookerでもこういう「ひねった」表示のさせ方が出来るというのはLookerのvizフレームワークの柔軟性を示しているとも言えます。現状、対応している可視化形式は以下の通りです。

  • Bar(棒グラフ) ※実際には縦棒グラフ
  • Line(線グラフ)
  • Pie(パイチャート)

 

可視化実践

では早速試してみましょう。

この可視化機能はデフォルトでは用意されていませんので、Marketplace経由でプラグインとして追加しておく必要があります。下記エントリを参考に、「Calendar Heatmap Visualization」プラグインを導入してください。

「Plug-ins」の中から「Cartoon Visualization」を選択:

[Install]ボタンをクリック:

License Agreement画面にて[Accept]ボタンをクリック:

権限付与の許可を確認する画面:[Accept]ボタンをクリック:

導入時の文字情報設定:任意の値を設定し、[Install]ボタンをクリック:

インストール完了:

今回はシンプルに「ブログ投稿データを年毎に表示」させた内容を可視化してみる事にしました。可視化形式で「Cartoon」を選択してみます。

すると、初期表示内容としてColumn Chartの形式でグラフが表示されました。

[編集(EDIT)]タブの内容を確認してみます。シンプルに表示形式が選べるのみとなっています。

その他表示形式を確認してみます。[Line](線グラフ)だとこう。

そして[Pie](パイチャート)だとこう。設定可能な要素・項目はありませんが、ちょっとしたアクセントに活用してみても良いかも知れませんね。

 

まとめ

というわけで、Lookerの可視化機能で利用可能な『カートゥーン(Cartoon)』に関する内容のご紹介でした。

通常の可視化形式とは一風変わったものとなりますが、こういったものもLookerでは使うことが出来るよ、という「お遊び要素」があるのはユーザーとしても選択肢が広がって良いのではないでしょうか。個人的には表示形式の増加、設定内容の充実を今後とも期待したいプラグインの1つではあります。