Lookerの可視化(Vizualization)で何が出来るか確認してみる – コード図(Chord)編 #looker

2020.03.26

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Lookerでは、対象となるデータ理解するための様々な可視化(Visualization)機能が利用可能です。

当エントリは、Lookerの可視化機能で利用可能なグラフの1つである『コード図(Chord)』について、その概要と『どんな見せ方が出来るのか』について見ていきたいと思います。

目次

 

コード図(Chord)とは

コード図(Chord)は、Looker 7より「Looker Marketplace」経由で導入・利用が可能な可視化形式です。

この可視化を使うと、より大きなセット内の2つのアイテム間の関係を視覚化することが出来ます。

複数のエンティティ(Lookerでディメンションとして表される「ノード」と呼ばれる)間のフローと接続を表現します。各エンティティは、円の外側の特定のセグメントで表され、各エンティティ間に「アーク」が描かれます。アークのサイズは、フローの重量に比例します。

この可視化を使うには、「最低2つのディメンション」と「1つのメジャー」が必要です。

 

可視化実践

では実際に可視化を試してみましょう。まずはプラグインのインストールから。Lookerメニュー右上、Looker Marketplaceから検索窓で「Chord Visualization」を検索、遷移します。

プラグイン紹介ページに遷移、「install」を押下。

ライセンス同意ページに遷移、「Accept」を押下。

インストール内容のページに遷移、「Accept」を押下。

文言設定等のページに遷移、上記の項目はExploreページでのメニュー項目選択内容となります。内容確定後「Install」を押下してプラグインのインストール完了です。

Viz操作実践に進みます。今回は下記エントリで使った「プロ野球のトレード情報」を使ってみることにしました。

結果表示後(というか下記のVIZ表示からそのまま)、「Vizualization」タブにてChordの可視化メニューを選択。

VIZが表示されました。設定値はカラーパレットのみの表示となっています。

任意の領域をマウスオーバーしてみます。ソフトバンクとヤクルトの選手の往来に着目してみると、ヤクルト→ソフトバンクに5億円の移動(バレンティン外野手:2年総額10億円 1年分で計算)、ソフトバンク→ヤクルトに650万円の移動(長谷川宙輝投手(育成):650万円)の情報が表示され、合わせて数字の大小が扇の弧の長短で表現されている事が確認出来ました。

 

まとめ

というわけで、Lookerの可視化機能で利用可能な『コード図(Chord)』に関する内容のご紹介でした。

サンキーチャート同様、要素間のデータの流れを確認する上で、この「コード図(Chord)」は有用です。見栄えもちょっと良い感じではあるので、使いどころを見極めて活用していきたいですね。