最新「m6i」インスタンスの性能をWordPress環境で測定してみた

負荷分散構成でWordPressが動作する環境を利用して、最新世代のEC2インスタンス「m6i」と従来インスタンスの性能比較を試みました。
2021.11.12

AWSチームのすずきです。

最新第6世代のEC2インスタンス「m6i」の性能を確かめるため、 異なるインスタンスファミリーを混在させた負荷分散構成のWordPress環境で測定を試みる機会がありましたので、紹介させていただきます。

検証環境

ELB、EC2、RDSを利用した負荷分散構成のLAMP環境を利用しました。

構成図

EC2ダッシュボード情報

OS情報

sh-4.2$ cat /etc/image-id
image_name="amzn2-ami-hvm"
image_version="2"
image_arch="x86_64"
image_file="amzn2-ami-hvm-2.0.20211001.1-x86_64.xfs.gpt"

結果

CPU情報

/proc/cpuinfo より取得した model name と動作周波数

Instance type model name cpu MHz(0) cpu MHz(1)
m6i.large Intel(R) Xeon(R) Platinum 8375C CPU @ 2.90GHz 3500.229 3501.37
m5.large Intel(R) Xeon(R) Platinum 8175M CPU @ 2.50GHz 3198.32 3188.656
t3.large Intel(R) Xeon(R) Platinum 8259CL CPU @ 2.50GHz 2499.998 2499.998
m5a.large AMD EPYC 7571 2547.731 2549.654
t3a.large AMD EPYC 7571 2199.634 2199.634
m4.large Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2686 v4 @ 2.30GHz 2300.054 2300.054

CPU使用率

  • 1時間平均値
Instance type CPU utilzation(%)
m6i.large 9
m5.large 11.37
t3.large 13.96
m5a.large 17.58
t3a.large 17.98
m4.large 34.78

CPU utilzation(%)

1分間毎の測定値(拡張モニタリング有効)でも「m6i」(赤色)のCPU使用率が低い状態でした。

拡張ヘルスレポート

ElasticBeanstalk の拡張ヘルスレポートを利用し、ロードアベレージとレイテンシを確認しました。

  • 1時間平均値
Instance type LoadAverage5min ApplicationLatencyP50 ApplicationLatencyP90
m6i.large 0.0765 0.2383 0.6329
m5.large 0.1381 0.2533 0.6713
t3.large 0.1943 0.3029 0.7686
m5a.large 0.21 0.3251 0.7984
t3a.large 0.2298 0.3329 0.8493
m4.large 0.4618 0.5083 1.2748

LoadAverage5min

ApplicationLatencyP90

ApplicationLatencyP50

まとめ

第3世代の Intel Xeon スケーラブルプロセッサを搭載する m6iインスタンス。 従来のEC2インスタンスと比較して 15% 優れた コストパフォマンスで利用可能とされていますが、 実際にWordPress(PHP)が動作するワークロードでも性能向上を確かめる事ができました。

特に2世代前、非NITROのインスタンスからは大きな性能向上が期待できます。 ENAv3をサポートするAMIが利用できる場合には、最新第6世代のインスタンスファミリーをお試しください。