Amazon Rekognitionで顔認識用の「コレクション」を作る
中村です。 前回に引き続きRekognitionを掘り下げていきます。
前回はこちら
Amazon Rekognitionで2つの画像から顔を検出・比較する
今回は、コレクション関連のAPIです。 コレクションとは、IndexFaces オペレーションで検出した顔を保持するコンテナです。 これはアカウントの特定の AWS リージョンで作成します。Rekognition のプライマリリソースであり、作成するたびに一意の Amazon リソースネーム (ARN) が割り当てられます。
CreateCollection
コレクションを作成し、ARNを返します。これを使い、IndexFaces オペレーションを行います。
リクエストパラメータ
Name | Type | Length Constraints | Pattern | Required |
---|---|---|---|---|
CollectionId | String | 1 - 255文字 | [a-zA-Z0-9_.\-]+ | ◯ |
サンプルコード・レスポンス
$ aws rekognition create-collection --collection-id 'test-rekognition-test'
{ "CollectionArn": "aws:rekognition:ap-northeast-1:XXXXXXXXXXXX:collection/test-rekognition-test", "FaceModelVersion": "3.0", "StatusCode": 200 }
ListCollections
アカウント内のコレクションのリストを返します。結果が切り捨てられた場合は、次のCollectionIdのリストを取得するために使用できるNextTokenも提供されます。
リクエストパラメータ
Name | Type | Description | Required |
---|---|---|---|
StartingToken | String | ページ送りを開始する場所 | × |
PageSize | Integer | AWSサービスコールで取得する各ページのサイズ(コマンドの出力に返される項目の数には影響なし) | × |
MaxItems | Integer | コマンド出力する項目の最大数 | × |
サンプルコード・レスポンス
$ aws rekognition list-collections
{ "FaceModelVersions": [ "3.0" ], "CollectionIds": [ "test-rekognition-test" ] }
DeleteCollection
コレクションを削除します。ステータスコードのみ返します。
リクエストパラメータ
Name | Type | Length Constraints | Pattern | Required |
---|---|---|---|---|
CollectionId | String | 1 - 255文字 | [a-zA-Z0-9_.\-]+ | ◯ |
サンプルコード・レスポンス
$ aws rekognition delete-collection --collection-id 'test-rekognition-test'
{ "StatusCode": 200 }
まとめ
いかがでしたでしょうか。 次回は作成したコレクションを利用して、検索部分に触れていきます。