#devio2022 で「クラスメソッドベトナム設立しました」という発表してきた
はじめに
こんにちは、CX事業本部モダンオフショア事業推進の藤村です。2022年7月26日〜7月28日に開催されたDevelopersIO 2022のDay3で、「クラスメソッドベトナム設立しました」という発表をしてきました。私がDevelopersIOイベントでお話するのは2年連続4回目となります。
登壇資料
私の登壇資料はこちらです。
登壇内容ダイジェスト
クラスメソッドベトナム設立しました!
昨年のDevelopersIO 2021 Decadeで予告した通り、2022年3月2日にクラスメソッドベトナム設立しました!
モダンオフショア事業の近況
18期(2021年7月〜2022年6月)の売上規模は、約2億円でした。アサイン人数、売上規模は30%以上成長している中で、単価は微減してます。
オフショア事業としては、かなり厳しい状況となっています。
モダンオフショアの定義(2022年)
もはや低コストとは言えない状況の中、日本品質(クラスメソッドと同等の内部品質)を実現していく必要があります。
直面している課題
現在の主な課題は上記のとおりです。
メンバー増加に伴う認識のズレ
「メンバー増加に伴う認識のズレ」に対しては、役割の明文化や仕様書パターン集の準備など、形式知化を進めています。一番やりたいのはメンバー同士の知的コンバットですが、まだ実現できていません。
チームの一体感の低下
「チームの一体感の低下」に対しては、7/2〜7/3にかけてクラスメソッドベトナムの合弁相手の開発パートナーの社員旅行に参加させて頂いてコミュニケーションを深めたりしています。
プロジェクトの課題の検知の遅れ
「プロジェクトの課題の検知の遅れ」に対しては、クラスメソッド側にもPMOを設置し、開発チームが日々の開発を通して生成されている成果物(レトロスペクティブの結果、顧客の受け入れテストのフィードバックなど)を見ながらプロジェクトに状況を定期的にウォッチしていきます。
※PMOのために何かしらの成果物を作成してもらうことは極力行わない予定
リードタイムの遅延
「リードタイムの遅延」について、上記のような主に3つのタイミングで手戻りが発生している状況です。
手戻りの要因は各種ありますが、キャパシティを超えた開発をせざる得ない状況が主な要因ではないかと考えています。こちらについては、開発を始める前に可能な限り「スコープの探索」を行なうことで、走りながらのスコープの調整を減らすなどの対策を考えています。
また、PBIごとのVSM(Value Stream Mapping)を作成することで、手戻り率や待ち時間を計測し、ボトルネックを特定した上で具体的な改善活動を進めていこうと考えています。
オフショア固有の課題?
これらの課題のほとんどは、実際はオフショア固有の課題ではないと考えています。発表を聞いて頂いた方からも、「オフショアという文脈ではなく、普通に受託開発事業の立ち上げという感覚で聞いてて、スケールって難しいですねって思いました」というようなフィードバックも頂き、まさに受託開発事業をスケールしていく上での課題の認識です。
まとめ
お話してきた内容をまとめると、以下のようになります。 課題を分析し、仮設を立て、検証(実験)していくということを、これからも粛々と進めていきたいと考えています。
さいごに
ベトナム側の規模拡大に伴って、クラスメソッド側のメンバーも絶賛募集中です。
受託開発を検討されている企業様、モダンオフショアに興味あるエンジニア、スクラムマスターの皆様、ぜひお気軽にご相談ください!