MongoDB as a Service:MongoDB Atlas に無料プランが登場しました!
こんにちは、菊池です。
AWSで稼働するMongoDBのマネージドサービス、MongoDB Atlasに利用料無料のFreeプランが登場しました!
MongoDB Atlasについては過去の記事も参照ください。
- MongoDB as a Service:MongoDB Atlasを試してみた
- MongoDB AtlasにVPC Peeringで接続してみた
- MongoDB Atlasで3.4アップグレードを試したら一瞬で完了した
MongoDB Atlas:Freeプラン
これまで、最小のインスタンスでも$0.08/時間の利用料が発生していましたが、Freeプランでは一切のコスト無しで起動することが可能です。
スペックと機能
Freeプランのスペックと利用可能な機能は以下の通りです。
- 512MBのストレージ
- メモリは共有
- 3ノードのレプリカセット
- SSL/TLS暗号化
- 認証
- アップデート
- モニタリングとアラート
- 管理APIの利用
制限事項
一方で、MongoDB Atlasで提供される以下のような機能は利用できません。また、起動できるクラスターもアカウント内に設定するグループごとに1つまでです。
- リージョンの選択
- 5ノード以上のレプリカセット
- シャーディング
- バックアップとリカバリ
- VPCピアリング
使ってみた
早速使ってみました。
M0というFREEのインスタンスサイズが選択可能になっています。
こちらを選択すると、AWSリージョンは選択不可能になります。
他にも、レプリカセットは3ノード固定で、シャーディング、バックアップも選択できません。
起動すると、これまでのノードと同様に利用可能でした。
また、リージョンが指定できませんでしたので、エンドポイントのIPアドレスからどのAWSリージョンで起動しているのか調べてみました。各リージョンで利用されているPublic IPのCIDRは、下記APIから取得可能です。
https://ip-ranges.amazonaws.com/ip-ranges.json
エンドポイントのIPをDNSに問い合わせると 34.200.xxx.xxx でしたので、このクラスタはus-east-1:バージニアリージョンで起動しているようです。(各リージョンのIPレンジは変更されることがありますので、あくまで検証時の結果です)起動のたびにリージョンが変わるのかは若干気になるところです。
まとめ
FREEプランが登場したことで、料金を気にせずにMongoDBを利用することができるようになりました。このプランでは、1クラスタのみであれば現時点で時間の制限もなく利用が可能です。
ちょっとしたテストや検証をする際には非常にありがたいプランですので、どんどん利用していきたいと思います!