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私がコミュニティに参加し運営し愛する理由

コミュニティ活動は世のため、人のため、自分のためです
2023.04.25

こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか。
"No human labor is no human error" が大好きな吉井 亮です。

AWS Summit 2023 は参加されましたでしょうか?
想定を超えた来場者だったという話を複数人から聞きました。やはり、オンラインイベントでは体験できないものがリアルイベントにはあると思いますし、そう感じている方々が幕張メッセに押し寄せたのだと感じています。

クラスメソッドでは多くの社員が AWS Summit 2023 を盛り上げるべく、現地でブースのお手伝いやセッションレポートブログの執筆に力を入れていました。
私はというと自社ブースではなく AWS さんの Developer Lounge の一角「Community Kiosk」でブース当番をしていました。

このようなステッカーを配っていました。もしかしたら受け取ってくれた方もいるかもしれません。
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コミュニティに参加したきっかけ

ここのブースは何か?
JAWS-UG / AWS Startup Community / Amplify Japan User Group および AWS HEROES, AWS Community Builders といったコミュニティ支援プログラムの紹介するブースでした。
AWS、特に日本はコミュニティ活動が活発だと感じています。それが良い方向に導いているとも感じています。日本だけで65以上の支部があります。ヨーロッパ全体で145支部らしいので、日本だけでその半分も存在すると考えると活発です。

突然ですが、私がコミュニティに参加した思い出を語ります。
クラスメソッドに入社する前、私はあるマイナーなプロダクトのコンサルタントでした。「日本で5本の指に入るコンサルです。だって5人しかいませんから笑」という自己紹介ジョークを言えるくらいシェアが小さいプロダクトでした。(プロダクト自体は優れていました)
プロダクト開発元社員の方が主導してユーザー会を開催してくれていましたが、毎回同じ顔。ユーザー会という看板ながら実質ベンダー会でした。その社員の方が組織異動で忙しくなるとユーザー会もフェードアウトしてしまいました。

時は過ぎてクラスメソッドに入社します。とても意識が高い人が多いことに驚きました。社内勉強会を頻繁に開催していますし、社外勉強会に参加している社員が大勢いました。 それに刺激を受けて JAWS-UG に聴く側で参加してみました。
たしか Security-JAWS だったと記憶しています。当時はオフラインのみでした。入場待ちの行列に気が付かず割り込みして入場したような記憶があります。並んでいた方々、申し訳ございません。
参加者が30~60名いて(遠い記憶なのでご勘弁)、今まで自分が参加していたユーザー会と違う!というカルチャーショックを受けました。登壇者もバラエティーに富んでいましたし、内容も先進的でした。司会は有名な方でユニークかつパワフルでした。 AWSJ 社員ではなくユーザーがメインであることに嬉しくなりました。

その後、同僚である臼田さんハマコーが JAWS-UG 運営に関わっていることを知り、これは自分も運営する側になるしかないと決心しました。

コミュニティ運営を続ける理由

自分自身がもっとも興味関心があるテーマ ”システム運用” を扱っているであろう OpsJAWS の運営に関わろうと決めます。
いきなり押しかけても門前払いされそうなので一度 LT 登壇することにしました。2021年7月26日の OpsJAWS Meetup19 でした。そこで運営参加をお願いし、既存メンバーに快く承諾していただきました。コミュニティ運営のスタートです。

OpsJAWS をなんとかかんとか進めながら、2022年6月に GameTech専門支部 を立ち上げました。マイケル・テッダーさんという心優しく懐の深い人と二人三脚でゲームネタを取り上げています。
私自身の人脈の少なさや企画力の無さを露呈しつつ他の運営メンバーに助けてもらいながら年間3~4回の勉強会開催を目指しています。

さて、コミュニティ運営をやろう・続けようとしている私ですが、続けようと心に決めるにあたり影響を受けた人が2人います。
一人は横田さん、横田さんというよりはクラスメソッドのアウトプット文化です。アウトプットをすることで社会貢献やエンジニア交流、自己表現、いろいろなことを実現していくという横田スピリットに影響を受けています。(横田スピリットは私が勝手に言っているだけなので誰かにつっこみ受けそうですが) JAWS-UG 初期に活動されていて、「居酒屋の入り口で2,000円を徴収する人」だった横田さんですが、その献身性が社内外で愛される要因の1つなのだと理解しています。

もう一人がネクストモード里見さんです。私は1年6ヶ月ほどネクストモード株式会社に在籍していました。そこで里見さんと縁を深めることになります。
里見さんが常に言っている言葉がありそのなかに「Give, Give, Give」というものがあります。Take を求めたくなることはあるけど何しろ Give をしていくんだと強い気持ちを教えてもらいました。 正直コミュニティ運営は楽しいことばかりではありません。しかし、辛いときには「Give, Give, Give」を思い出してひたすら貢献を心がけています。

コミュニティ活動のお手本

コミュニティ活動は本当に Give です。Take を求めないかと問われるとゼロではないですが、直接的な Take は求めないです。 自分が情報提供するのだからそちらも同じだけ出してください、といったものが直接的な Take 例になります。 間接的な Take はあると思います。情報を出している人には情報が集まってくるのは間違いありません。

コミュニティ活動のお手本となる行動をユーザーグループの先輩方が示してくれています。
今まではこの献身的な活動をマーケティングに使うのは控えようという暗黙の了解があったらしいのですが、10年以上前の活動ですし、なにより素晴らしいことなので紹介して良いとなりました。 こちら Kindle 版が公開されている書籍になります。まさにお手本となる内容です。ぜひ読んでみてください。

会社の枠を越えたウェブサイト復旧支援 ~東日本大震災時にAWSユーザーグループのメンバーはどう行動したか~ (記憶の継承)

Festa

JAWS-UG では全国規模の交流イベントが開催されます。
今回の会場は福岡市内(博多駅周辺らしい)で、2023年10月7日(土) に開催されます。

JAWS FESTA 2019 SAPPORO の様子を参照していただくと内容等がわかると思います。

沼口さん

最後になってしまいましたが、私が JAWS-UG の活動をするうえで大変なお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えたいと思います。
沼口さん には ”おんぶにだっこ” でして足を向けて眠れないくらいに支援してもらっています。各支部ごとにそれぞれ運営方法があるのですが、私が参加している OpsJAWS と GameTech はオンライン配信や会場手配など沼口さんに頼りっぱなしです。
2022年6月21日は俗にいう”インターネットが壊れた”日でした。運悪く OpsJAWS Meetup21 の開催日だったのですが、直前まで沼口さんに試行錯誤してもらい無事に配信を行うことができました。

沼口さんは我々コミュニティを裏側から支えてくれています。

海浜幕張に向かってなぜか新松戸に着くおちゃめな沼口さん、これからもよろしくお願いします!

以上、吉井 亮 がお届けしました。