[速報] Amazon Q Code Transformationが利用可能になりました(Preview) #AWSreInvent
あしざわです。
アプリケーションで利用しているJavaのバージョンがかなり古くなっているけど、手動でのアップグレードやパフォーマンスの最適化のコストを考えると大変すぎて結局手がつけられていない。そんなお悩みをお持ちの方いませんか?
本日、AWS re:Invent 2023 2日目のAdam Selipsky Keynoteにて Amazon Q Code Transformation がプレビュー版で利用可能になったことが発表されました。
このサービスによってアプリケーションのアップグレードを自動化することで、手動作業の労力を大幅削減する効果が期待できます。
詳細について記載された AWS Blogの記事はこちらです。
Amazon Q Code Transformation とは?
このサービスを利用すると、Java 8 もしくは Java 11 から Java 17へのアップグレードが実行できるようになります。
また、近日中にWindowsベースの.NET Framework アプリケーションをクロスプラットフォームに変換できる機能も追加される予定です。
AWSによる内部テストでは、手動のアップグレードに通常数日〜数週間かかるのに対し、5 人で構成されたチームによって2日間で 1,000 個の実稼働アプリケーションを Java 8 から 17 にアップグレードすることに成功しているそうです。
なお、このサービスは、AWSが構築した生成AIによるコード変換にOpenRewriteというOSSのツールを組み合わせて実装されているとのことです。
プレビュー版の利用方法について
Amazon Q Code Transformationは現在Preview版が提供されています。
Preview版は、Amazon CodeWhisperer Professional Tier を利用しているユーザーのみが利用できます。
サポートしているエディタ・ツールは以下の2つです。
- AWS Toolkit for IntelliJ IDEA
- AWS Toolkit for Visual Studio Code
Preview中にAmazon Q Code Transformationを利用する場合、料金は発生しません。
さいごに
生成AIの力を最大限利用して、レガシーなアプリケーションの運用負荷をガンガン削減していきましょう!
以上です。