AWS Snowball Edge Compute Optimizedが利用可能になりました #reinvent

今まで非常に時間がかかっていた大量のS3オブジェクトへの一括バッチ処理機能が発表されました!
2018.11.27

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コンニチハ、千葉です。

AWS Snowball Edge Compute Optimizedが利用可能になりました

AWS Snowball Edge Compute Optimized Is Now Generally Available

はじめに

AWS Snowball Edgeは、Snowball + コンピュート(m4.4xlarge相当)の機能が搭載されているデバイスです。 大量のデータをエッジ側(製造、工業、輸送など)やネットワーク利用できない環境(軍事、海軍など)で、処理(収集、機械学習、処理、保存)を行ったあとにAWSへ転送することができるデバイスです。

今回、AWS Snowball Edge Compute Optimizedが追加されたことで、デバイスが強化されました。より過酷なワークロードに対応できるようになっています。

今までのデバイスはSnowball Edge Storage Optimizedで、ストレージに特化していましたが、今回登場したデバイスは処理に特化したデバイスになっています。

デバイス比較

Snowball Edge Storage OptimizedとSnowball Edge Compute Optimizedのスペック比較してみました。

Snowball Edge Storage Optimized Snowball Edge Compute Optimized
CPU 16vCPU(m4.4xlarge相当) 52vCPU
メモリ 64Gib(m4.4xlarge相当) 208GB
容量 100TB 7.68TB(NVMe SSD)

42TBのS3互換ストレージ

GPUオプション なし  NVIDIA TESLA V100 GPU

利用可能なリージョン

2018/11/26時点で利用可能なリージョンです

  • US East (Virginia)
  • US West (Oregon)
  • US West (Northern California)
  • GovCloud (US-West)
  • EU (Ireland)

さいご

スペックを比較すると、CPUとメモリが強化、またSSDディスクが搭載され、より高速に処理が可能になっています。 データ移行ではなく、エッジコンピュートに特化したデバイスですね。ネットワークから断絶された環境で、機械学習などのエッジコンピュートでより活躍できるデバイスのようです。用途は限られそうですが、よりかゆいところに手が届くアップデートかなと思います。