[Gmail] LINEプラットフォームから来るエラーメールをSlackに通知したい

2022.03.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

LINE事業部広島の吉川です。

今回はLIFFアプリやLINEボット開発におけるプラットフォームからのエラー通知についてです。

エラー通知 | LINE Developers

早速ですが、LINEプラットフォームからのエラー通知はメールで来るようで通知先の変更はできないようです。しかし、AWSなど他のサービスのエラーはSlackに通知していることが多く、できればこちらもSlackに集約したいところです。

何か良い方法はないか悩んでいたところ、「それGmailのフィルタ機能とSlackのEmailアプリを組み合わせたらできるよ」と社内で教えてもらったのでセットアップしてみました。

弊社ではメールツールにGmailを使用しているため、Gmail前提の記事となる点ご留意ください。

設定手順

Slack設定

まず、SlackのワークスペースにEmailアプリを導入します。

通知したいチャンネルを設定し、「メールアドレスインテグレーションの追加」をクリックします。

通知用メールアドレスを生成してくれるので控えておきます。また、今選択した通知先チャンネルが表示されるので確認しておきます。

Gmail設定

続いてGmailを開き、画面右上の歯車アイコンをクリック→「すべての設定」→「メール転送とPOP/IMAP」を選択します。「転送先アドレスを追加」より、先程控えておいたSlackの通知用メールアドレスを追加します。

するとそのメールアドレスに確認コードを含むメールが送信されます。Slackチャンネルを確認すると受信したメールを確認することができます。Slack上で内容を確認し、コードを控えておきます。

Gmailに戻り、コードを入力して「確認」を押します。これで転送先メールアドレスの設定は完了です。

続いて、Gmail画面右上の歯車アイコン→「すべての設定」→「フィルタとブロック中のアドレス」より、フィルタ作成を行います。今回は通知メールの例を確認して「含む」条件に「LINE Platform failed to send a webhook」を設定してみました。ここは件名による一致などの方が良いかもしれないので、様子を見つつ今後調整していく予定です。

そして「フィルタを作成」を押下します。

すると条件一致する場合にどうするかを選択するチェックボックスが出てくるので、

  • 受信トレイをスキップ (アーカイブする)
  • ラベルを付ける: 「LINE MessagingAPI Webhook Error」 (ラベル名は任意)
  • 次のアドレスに転送する: Slackの通知用メールアドレス

の内容でチェック+内容入力します。今回はGmailの中でエラーメールが埋もれないようにラベルに振り分ける設定も行っています。

入力したら「フィルタを作成」を押下します。

するとこのように設定が確認できます。意図通りの内容になっていれば完了です。

このように画面左のメニューにラベルが追加されていることも確認できました。

以上で設定は完了です。しばらく様子を見てみようと思います。