クリック&Enter押下に関する”地味に嬉しい挙動”のアップデート3点 #notion

2022.09.20

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データアナリティクス事業本部 サービスソリューション部 サービス開発チームの しんや です。

Notionでは日々、大きなものから小さなもの、細かい挙動に至るまで機能追加・改善やアップデートが行われています。「使い勝手」の部分で『ここがこうなってくれてたらもっとスムーズに使いやすくなるんだけどなぁ→なった!』というのもちょいちょい対応されている印象です。

当エントリでは直近アナウンスのあった中で『クリックやEnter押下に関する"地味に嬉しい挙動"』のアップデートに関するお知らせを都合3点紹介したいと思います。

1. インライン データベースの下をクリックすると、その下に新しいブロックが自動的に追加されるようになった

1つ目は『インライン データベースの下をクリックすると、その下に新しいブロックが自動的に追加されるようになった』点です。

変わった挙動としては、配置したインラインデータベースのすぐ下をクリックすると、空行(空ブロック)が存在していない場合でも追加出来るようになり、

ブロックを追加して要素を書き入れる事が可能になりました。挙動としてはたったこれだけです。

ただ「たったこれだけ」の挙動の追加は意外と嬉しかったりします。従来の挙動ではインラインデータベースがそのページ内における「一番下・最後」の要素だった場合、Enterやクリック操作で空行(空ブロック)は追加されませんでした。インラインデータベース要素をそのまま維持する形で要望を満たす場合は、例えば下図のように一旦空行を増やしてからインラインデータベースの移動を「よっこいしょ」としないとダメでした。この操作をしなくても済むようになったのは地味ではありますが嬉しいところです。

2. リスト形式の先頭行でEnterを押下すると対応する内容で新規行を生成してくれるようになった

2つ目は「リストの先頭行でEnterを押下すると、対応する内容で新規行を生成してくれるようになった」というものです。

  • TODOリスト
  • 数字リスト
  • 黒丸リスト

というようにNotionでは記法によって幾つかのリストを記載出来ますが、先頭行でEnterを押下することで内容に則った形でリスト行を追加してくれるようになりました。(※末尾行でのEnterでは普通に追加されてたけど、このアップデート内容で出すということは先頭行では"そういう挙動では無かった"ということなのかな?)

3. リストのインデントについて、空行の場合はEnter押下で「戻る」ようになった

3つめは「リストのインデントを解除する操作をEnterキーだけで出来るようになった」というものです。従来Shift + Tabキーで行っていた操作がEnterキーのみで行けるようになった、というものですね。

以下のgif画像は実際にその挙動を確かめてみたものです。5つめのインデントでの改行は「同じインデントの行を増やす」操作ですが、その行で何も要素が追加されない場合、以降のEnterキー押下は「インデントを解除する」アクションを行うようになります。都合5回Enterキーを押下した後はリストインデント自体が無くなり、通常の改行操作に戻っていることが確認出来ています。これも以前ではDeleteキー押下したりで「これで全部インデント解除出来たかな?」と思ったりしながらやりくりしてたので「その辺意識せずともEnterキー押してれば良い感じで対応してくれる」ようになったのは嬉しいポイントです。

まとめ

という訳で、Notionにおけるクリック&Enterキー操作の「地味だけど嬉しいアップデート」の紹介でした。1つ1つの操作・挙動は地味ですが覚えておくとNotionでのドキュメント作成・編集が楽になるものばかりです。覚えておいて損は無いと思います。