[レポート] Odoo Experience 2019 – Accountingの仕訳帳の管理が簡単に #ERP #CRM

2019.10.04

Bonjour! 再びベルギーから伊藤です。

オープンソースのERP/CRMソフトウェア、Odooのイベント、Odoo Experience 2019 に来ています。

[レポート] Odoo Experience 2019 初日のKeynote 〜Odoo 13のリリース #ERP #CRM

Alexis Wuestenberghs 氏 (Odoo) による Easily Manage Your Accounting Journals を聞いてきましたので、レポートします。YouTube配信はこちらです。

レポート

セッション概要

今回新しくアナウンスされたOdoo v13によりAccountingの仕訳帳 (Journal)、仕訳 (Journal Entry)、その中の仕訳項目 (Journal Item) に関して機能が改善されました。

例えば、v12ではすべてのJournalがJournal EntryとItemsのそれぞれのページにリストされていました。以下はJournal Itemsのページです。

v12でもカスタムでJournalごと、Journal Entryごとなどのグループ化をすることはできましたが、v13ではすべてのJournalだけでなく、各JournalのEntry一覧ページがデフォルトでメニューに追加され、その一覧ページではJournal ItemsがEntryごとにグループ化されて表示されるようになりました!

また、InvoiceやVendor Billsも別のページでしたが、Entryを選択すると関連証票が右ペインでプレビューでき、Journalとそれら証票の編集画面も一つになりました。

このセッションでは、主にその内容や使い方について紹介されます。

ユースケース

1. Journal 一覧表示でカラムをカスタマイズきるように

顧客(Partner)、Due Dateなど、各ユーザが好きなようにカラムを追加して表示を変えることができる。

2. Journal 一覧表示からEdit, Post, Reverse, Duplicateを選択できるように

元のドキュメント編集画面にいかず、一覧からアクションへ直接飛べるように。(これまでは、Journal Entry→Journal Item→Invoiceのようアクセスする必要があった。)

また、ユーザからの要望を取り入れ、インボイスの編集画面内で "Invoice Lines" タブと "Journal Items" タブの切り替えでそれぞれの表示ができるように。

3. 仕訳項目(Journal item)の操作が簡単に

Create Deferred Entry

例) インボイスで顧客から 3,250 EUR 支払われたが、実際には月ごとのサブスクリプションのため、収入を月ごとで計上したい。

  • Sales Journalの一覧で、3,250 EUR のクレジットを選択し、Create Deferred Entry を選択
  • Depreciation Methodを以下のように指定
    • Number of : 12 Months
    • First Recognition Date : 適用開始日

Create Accrual Entry

例) 12月に購入し、インボイスを1月に受領する。法的にはインボイスは新年の処理だが、費用は昨年として処理したい。

  • Purchases Journalの一覧で、Entryを選択し、Create Accrual Entryを選択
  • Recognize on : 前年の日付を指定
  • 指定した未払いアカウントへ仕訳が転送される

※v12ではJournal Entryの入力に手動で書き込む必要があったが、v13ではこのアクションで自動化された

Create Asset

インボイス登録時に資産登録していなかった場合に、このアクションを選択。

4. 税の還付申告の前に、Journal 一覧表示で税を確認することができるように

5. Journal Itemの一括変更が可能に

例) インボイスで間違った勘定科目で登録してしまった

  • Sales Journalの一覧で、すべての対象Entryを選択し、その一つの項目を一覧上で編集
  • Saveをクリックし、確認ボタンをクリック

※v12ではJournal EntryをUnpost、各インボイスをキャンセル、勘定科目を変更 etc の手間があった

その他の機能

Chart of Account、General Ledger 等の一覧表示が番号ごとにツリー表示できるように。

まとめ

Odoo v12からv13で、Accountingで改善された機能が紹介されました。

主に Journal Entry/Item 周りになりますが、私はv12のAccountingをPoCで触っていてまだまだ慣れているわけではなく、不便だな〜と感じていたまさにその辺がv13で改善されたと感じます!

またレポートを続けます、Salut!