【Salesforce認定資格の受験体験談】Pardotスペシャリスト試験に合格しました
本日(2021年7月9日)Salesforce認定資格のPardotスペシャリスト試験を受験し、一発合格できたので体験談を共有します。
受験前の状態
私自身は2015年の7月にクラスメソッドに入社し、丸6年が経過しました。(時の流れは早いですね…)
入った当初はSalesforceは導入したばかり、Pardotはまだ導入していない状態にあったと思います。Pardotが導入されたのはその翌年で、導入されてすぐにマーケティング部所属となったのでPardotを使い始めました。
マーケティング経験まったくなしの素人状態から5年以上経った現在もPardotを活用しています。しかし普段は主にメールの作成や配信、フォームの作成、Engagement Studioの活用など、ごく一部の機能しか使っていませんでした。Pardotの全機能を把握しているわけではなかったので、勉強していて初めて知った機能などもありました。
Pardotスペシャリストとは?
Pardotプラットフォームを使用したマーケティングワークフローの設計、構築、実装のスキルと知識があることを証明したい方を対象としています。
受験者は、以下の経験、スキル、知識が必要です。
- Pardotプラットフォームの機能に精通している
- ビジターからプロスペクトへのライフサイクルについて理解している
- Pardotのマーケティングアセット、オートメーション、ワークフローを作成できる
- Engagement HistoryやB2B Marketing Analyticsの標準ダッシュボードの統計値を解釈できる
- スコアリングやグレーディングモデルの構成、Pardotでのカスタム項目の設定、ごみ箱の利用などの管理設定について理解している
- スコアリングやグレーディングモデルなどの基本的なリード評価のコンセプトについて理解している
- プラットフォームに関する基本的な問題をトラブルシューティングして解決できる
- 利用可能なEinstein機能とそれらがPardotスコアをどのように利用するかを理解している
この試験では、以下の知識は問われません。
- パッケージのインストール、レイアウトの設定
- Pardotに関するSalesforce上の設定
- プロセスビルダー、カスタム APEX、カスタムトリガー、カスタム HTML、JavaScript、CSS
- B2B Marketing Analyticsのカスタマイズ、サードパーティツールの統合、API
参照元:Salesforce認定 Pardotスペシャリストの受験ガイド(PDFが開きます)
試験について
Salesforce認定 Pardotスペシャリスト試験の詳細は以下です。
私は自宅からオンライン受験をしました。試験に使用するアプリケーションが生体認証のため身分証明書が必要なく、試験監督とのチャットコミュニケーションもなし(問題が起きれば連絡できるはず)で、とてもスムーズで快適に受験ができました。
- 内容:多肢選択/複数選択方式の60問
- 試験の所要時間:90分
- 合格点:72%
- 受験料:20,000円(税抜)
- 受験方法:テストセンターにおける監督下の試験、またはオンライン環境における監督下
試験対策
私は、公式でも自己学習教材として推奨されている「Trailhead Trailmix:【Salesforce公式】認定 Pardotスペシャリスト対策」を使用しました。
Pardot試験についての情報は、AWS試験などに比べても少ないのでTrailheadで学習するのが一番だと思います。書籍なども探しましたが、日本語のものはほとんど該当がありませんでした。
知識について学習したのち、Google検索でヒットした個人の方が作成された過去問を繰り返し解き、出題の仕方について傾向を掴むことができました。
Pardot導入済みでユーザーをお持ちの方は、実際に手を動かしてみるのも理解を深める手段として有効だと思います。
試験のポイント
出題範囲については上記にもありますが、受験して感じたこととしては、多数あるオートメーションツール(オートメーションルール/スタティックリスト/ダイナミックリスト/セグメンテーションルール/完了アクションなど)の使い分け方や、Engagement Studioが一時停止されたあとの流れなどが出題されやすいと思いました。
ここは実務でもうまく使い分けられていないと気付かされたこともあったので、今後の業務に活かしていきたいと思います。
試験結果
合格点が72%なので、わりとギリギリだったように思います…
普段メール関連業務に携わることが多いのに、メールマーケティングの分野が一番正答率が低いのは問題なので、引き続き理解を深めていきます。
ちなみに試験終了後にメールが送られてきて、証明書もダウンロードできます!
まとめ
普段から業務でPardotを使っているとは言え、受験をきっかけに知らない機能や使い分けについて学習できたことは非常に良い機会になりました。
Pardot資格を受験する方はDevelopersIO読者には少ないかもしれませんが、誰かのお役に立てれば幸いです!