承認・感謝・称賛のバリエーション
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
- 承認 - 存在、行動、成長などを認めてもらえること
- 感謝 - 相手がしてくれた優しさ、手助けなどにありがとうという気持ちを伝えること
- 称賛 - 相手の行動、能力、成果などを褒め称えること
これらを伝えることは、お互いの信頼関係を構築するために重要です。
また、相手の自信を育むことにもなります。
今回は承認、感謝、称賛を伝える上での手段・状況のバリエーションについてまとめます。
なお、以降の記載に関して、表現をシンプルにするために「感謝」のみで表現しますが、実際は承認・感謝・称賛のすべてが対象です。
手段のバリエーション
口頭
最も基本的なのは口頭で感謝を伝える方法です。
直接
オンライン、オフライン問わず対面で相手に直接感謝を伝えます。相手に直接的に感謝を伝える上で最も基本的であり、気持ちが伝わりやすい方法です。
間接
感謝を伝えたい本人以外に伝えます。相手に直接伝わりませんが、伝わった相手の中に「あの人は周りの人に感謝されているのだな」という認識が伝わります。結果的に、伝えたい本人の評判がよくなります。状況次第では、その評判が回り回って本人に伝わってくることもあるでしょう。
陰口の反対の日向口(ひなたぐち)にあたるものです。
少し特殊な例としては
- 社内広報の動画インタビューで上司がメンバーに感謝を伝える
- 他の部門の人が部外と連携する活動で大きな貢献をしたら、評価に影響するように評価者にその旨を連携する
というのも関節的なパターンにあたります。
文章
文章で伝える方法です。表情などは伝えることはできませんが、録画以外の口頭のケースとは異なり形に残せるという利点があります。
物理
文章については、まず、物理的な形で伝える方法があります。
- カード
- 付箋
などで伝える方法です。マネジメント3.0のKUDOカードなどが典型的なものです。
論理
次に、テキストで伝える方法があります。
- チャット
- ドキュメントツールの文書
などで伝える方法です。
その他
その他の方法としては以下のようなものがあるでしょう。
- 表彰 - 表彰の形でなにかの目立った行動・成果などに対して行われるもの
- 絵文字 - よい発言や、その内容が表わす行動・成果などに対して絵文字のリアクションとして行われるもの
状況のバリエーション
各バリエーションごとに受けての中で違った印象があると思います。
一方で、その受け止め方は個人差や好みがあるでしょうから、どれがよいか比較は難しいところです。
日常 / 即時
日々の業務の中で感謝の対象となることがあったときに、即伝えるケースです。
日常 / 過去の対象
感謝の対象となる出来事があってから話すタイミングがないまま時間が過ぎ、たまたま次に機会があったときに感謝を伝えるケースです。
評価
評価面談における上長からの感謝です。
節目
プロジェクトのリリースや、四半期、半期、年度など節目での感謝です。
まとめ
今回は承認、感謝、称賛を伝える上での手段・状況のバリエーションについてまとめました。
どれがよい、というよりは「すべてよい」ですし、人によって響くものは異なると思うので、基本的にはできるだけいろいろな手段、状況で行うとよいでしょう。
特に紹介した中で言うと絵文字のリアクションは他に比べるとメッセージ性が薄く、小さな感謝は伝わりますが、これだけだとより具体的な感謝が伝わりにくい面があります。絵文字のリアクションでの感謝もよいものではありますが、もし大半の感謝が絵文字のリアクションのみだった場合、他の方法を組み合わせてより具体的に、より大きな感謝を伝えることを検討したほうがよいでしょう。