デザイナー、プログラマーを経験したPdMが振り返る「必要な視点」とは

デザイナー、プログラマーを経験したPdMが振り返る「必要な視点」とは

デザイナーからPdM(プロダクトマネージャー)へのキャリアチェンジ、その過程とPdMになってから身につけたものとは?PM・PdMにその仕事術やポリシーを聞くメンバーインタビュー連載の第2回です。
Clock Icon2022.09.09

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B2B向け技術支援を営むクラスメソッドにとって、お客様と社内メンバーを橋渡ししながら成功を目指すプロジェクトマネージャー(以下PM)およびプロダクトマネージャー(以下PdM)の存在は不可欠。現在、当社では今後の事業拡大を視野に各事業部ごとにPdM採用を積極募集中です。では入社後は社内メンバー紹介記事の第2弾をお届けします。

今回はCX事業本部のPdM・ふみ子にインタビュー。Webデザイナーからプログラマーへ、そしてそれぞれの経験を積み、現在はUIデザイナーも兼務しながらPdMとしてお客様からいただく要望をプロダクトに反映させるべく活躍しています。以下インタビューで仕事の醍醐味やスキルの応用の仕方を話してもらいました。

プログラマーとデザイナーの経験が活きた

LINE事業部のPdMをしています、ふみ子です。専門学校でWebデザインの勉強をしていて、卒業してからは客先常駐をメインとしたプログラマーをしていました。私が入社した時はデザイナーとしての入社は狭き門で、プログラマーは条件もよくて「働きながら会社で学べる」というところもあったんです。

およそ3ヶ月ごとにプロジェクトが変わってアサインされる形で仕事をしていました。飽きっぽい性格なので、短期間で変わっていくのは悪い環境ではありませんでしたが(笑)本当にやりたいと思っていたのはやはりデザインの仕事で。プログラマーをしていても、自発的に情報を得て勉強していたのはデザインでした。

その後、インハウスデザイナーとして働く会社に転職しました。プログラマーとしての経験があったことでECサイトのちょっとした改修などを任されました。「どの情報をどのデータベースから取得できるのか」など基本的な知識があって仕事しやすかったです。しばらく働きながらもっとリテラシーの高い企業で働きたいと思った時に、クラスメソッドのUIデザイナー募集を見つけました。自分の経験が活かせるなと思いジョインすることにしたんです。

デザイナーからPdMへ

クラスメソッドに入社してからはUIデザイナーとして、主にアプリケーションのGUIを作りました。ここでも3ヶ月や半年くらいアサインされるプロジェクトがあり、自分の性格にも合っていたように思います。

この1年くらいはスクラム開発をしていて、週に一度GUIを提案するスケジュールでした。ハードなスケジュールだったのですが、真摯に向き合っていたことが伝わりそのお客様から次の契約も頂けましたし、デザイナーとして指名してもらえたので一生懸命やっていて良かったと思っています。

GUIを担当していると「この部分は何故こういうデザインにしたのか」などの説明するコミュニケーションも求められるようになってきます。アサインの期間が短いなかで説明をしたり、他のマネージャーなどを介してお客様の意見を受け取っても私(デザイナー)に伝わりきらない場合がありました。コミュニケーションを自発的に行いデザインの説明を行っていたら「PdM向いてるんじゃない?」と言ってもらえたので、PdMをさせていただくようになりました。

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PdMの楽しみと新しい視点

PdMになったからというわけではないですが、お客様と一緒に何か創りあげていくことはとても楽しいです。エンジニアやほかのデザイナーと一緒になって良いシステムを世に出せることに魅力を感じています。お客様が納得し、使い続けられるものを作りたいという意識は、今も昔も変わりません。

「PdMになって大きく変わったな」と思うことはお金の話をすること、全体のスケジュールを作ること、調整作業が増えることです。

お客様から予算を伺い、その中で機能を考え作る業務がPdMになって最初の仕事でした。お金は開発メンバーの工数に直結します。見積りの金額を間違えるとチームメンバーが想定する実装期間を頂けないことにもなり、下手をすると開発の“炎上”に繋がる可能性も……費用と開発期間については、チームメンバーと頻繁にコミュニケーションを取ってスケジュールを決めるようにしています。

ただ、クラスメソッドのエンジニアは優秀ですね。スケジュールに遅れることはなく、見積りより早く仕上げてくれて心強いです。あとは幸いなことに、これまで携わってきたプロジェクトに「何月何日までの稼働を絶対死守!」と注意を呼びかけるほどはプロジェクトはありませんでした。

お客様とのミーティングも積極的に行うようにしています。クラスメソッドに何を求められているかよく確認しますし、提案を求められている場合はどんどん行います。認識合わせが早いうちにしっかり終われば、チームメンバーも素早く着手できるようになりますからね。

せっかく作ったのにお客さまに使ってもらえないことがないよう、提案とご回答を早い段階でまとめられるよう心がけています。その結果、その後の作業がスムーズに、楽に進められていると思います。

PdMで苦労した点と学び

デザイナーからのチャレンジでしたので、最初はPdMになることは不安でした。でも、周囲のサポートも充実していて上手く回せているように思います。

クラスメソッドの良いところの一つは、社内での情報共有が活発である点です。例えば情報共有ツールでPdMのノウハウが蓄積されていたり、社内のPdMだけが集まるミーティングがあったり、Slackで気軽に音声チャットができる空気が醸成されていたりします。

社内では「餅は餅屋」的に、その作業が得意な方にマッチするお仕事をお願いしやすいです。困ったことがあればPdMの先輩に聞いて吸収するようにしています。プロジェクト内の対メンバーや対お客様だけでなく、こうした際にもコミュニケーションは大切だなと思います。

過去の失敗はもちろんあります。内部で十分な確認をしないままお客さまに「月額費用が上がるかもしれない」というお話をして、不安にさせてしまって……。気軽に発言してしまったのですが、お客様側の気持ちになってみたら、また稟議を通す必要がある。仮に月の運用費が10万円上がれば年間120万円も変わることですし、これからは慎重にしなければいけないと学びました。このときは別のメンバーを交えてご説明し、ご理解いただきました。

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気をつけていること

自分が素直でいることが大切だなと思っています。チームメンバーに対しては、弱みですら自分から出していこう、自分がこんなことを考えていますよということを周りに表明していこうと思っています。

お客さまに対しては素直でいることも大切ですけれど、お会いしたいということをお伝えして訪ねたり、私自身を知ってもらったりすることから始めています。そうすると、自然にいろいろな話が飛び交うようになって、忌憚なく話せる関係になっていく。

こうやって関係性を深めていって、お客さまにリピートして頂ける、更に深いとこまで任せられるプロダクトマネージャーになっていきたいと思っています。

PdMとデザイナーの兼業のような形で進めていますが、デザインの提案面で経験が生きることもありますし、デザイナーの作業をする際に視野が広くなるのではないか、と思うこともあり、相乗効果は感じています。

PdMになってまだ長くはありませんが、やりがいはとても感じていますね。「創りあげたものを満足してもらえる」を実現するメンバーがクラスメソッドにはいるので、今後も十分に話をして作っていきたいです。 (インタビュー終了)

技術に強いメンバーと始めるPdM

以上、CX事業本部 ふみ子のインタビューでした。コミュニケーションやプロジェクト成功に対する努力が求められるPM/PdM。これから志す方、「未経験だが自分ならば……」という気持ちがある方も、ぜひご応募の上、面接などで思いの丈を共有してください!クラスメソッドは技術力と社内コミュニケーションでサポートしながらお客様を支えるメンバーを募集中です。

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