ネクストモード社Noitonセミナーに登壇し「ConfluenceからNotionへの全社移行事例」について発表しました。

2023.01.25

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2023年01月23日(水)、ネクストモード社によるNotionのセミナーイベント『今話題のNotionを企業で導入する方法~セキュリティや移行ノウハウも伝授!~』にて、タイトルにあるように「ConfluenceからNotionへの全社移行事例」について登壇・発表をしてきました。

当エントリでは発表に用いたスライド資料と、その他幾つか発表内容に関することについて言及していきたいと思います。

発表資料

発表資料は以下の通り。(SpeakerDeck)

その他ポイントを幾つか

タスクフォースチーム編成(P.10)

今回の移行作業については、移行前の環境がConfluence環境全体、対象メンバーも全社員(関連会社も含む)という非常に大規模なものでした。タスクフォースチームの規模も20〜30人規模となっており、結果的に移行期間についてもそれなりに長くなった感があります。

今回の発表依頼を頂いた時は、自分なりに振り返る内容はあったのですがそれだけでは全然足りないなと思い、また多くのメンバーが参画・協力して辿り着いたゴール(=移行完了)でもあったのでこれは関係者の皆様に広く意見を収集すべきだと思い、早々に募った次第です。結果として非常に多くの振り返り情報を頂き、コンテンツとしても満足感のあるボリュームになったのではと思っています。

この場を借りて改めて御礼を言いたいと思います。移行作業に関わった皆様お疲れさまでした&今回の情報収集にご協力頂いた皆様、ありがとうございました!

移行してみて気付いたこと

スケジュール的には昨年12月を以って移行元のConfluence環境を破棄し、年明けからは移行先のNotion環境一本で運用が始まった訳ですが、スライド資料にもあるように「やっておけば良かった」部分も色々と残っており、それらについて協議と各種検討を行い「より良い運用方法」を模索していく必要があるかなと思っています。

P.13の「部署横断でのトップページデザインの共通化」については、当時は移行することに一杯一杯で「その点に気が回っていなかった」感があったかなと思っています。また「社内の全事業本部、組織が一斉に設計と移行を始めていた」のもあり、その前に「全社共通のトップページデザインの雛型」を用意する時間が無かった部分もあったかなとも思っています。移行に臨む際、もし叶うのならば(そういう部分をデザイン出来るNotionスキルがある人が居れば)、事前に雛型ページを用意出来ていると移行後の運用がよりスムーズになるような気がします。

p.24の「移行における断捨離」も非常に重要なポイントだなと実感しました。私が所属する組織は「最初に仕分ける(断舎離する)」形で進めていましたが、「一回まるっと移行してから仕分ける」方針を取る組織も多かったです。いずれにしても「どこかで要らないものは捨てる」判断が必要になることは間違いないです。

P.36〜38の「Notion移行の旗振り、推進役」に関しては移行後も非常に大切であり、是非とも増やしていくべき貴重な存在であると強く思います。移行時も勿論ですが「移行して終わり」ではなく「移行してからがスタート」な部分は至るところに課題や改善点として点在していることでしょう。使われてこそなんぼ、ノウハウが良い感じに集約・蓄積されていくのがなんぼ、なのがドキュメント管理サービスなのでクラスメソッドとしてもここは注視・対応していきたいなと思います。

情報特性(ストック/テンポラリー/フロー)によるNotionでの扱い方について

ここに関しては全社的にも度々協議議論がなされた部分です。そして中々スパッと「こういう時はこう!」という決断・状況にならなかった部分でもあります。具体的には「テンポラリ」な情報に関する部分。議事録がどういう扱いなのか、消すのか残すのか、消す場合はどれくらいのサイクルで消すのか。一時的な情報は(議事録に限らず)残りがち、そして点在しがちではあるので何かしら初期段階で線引が出来ると良いとは思いますが実際移行始まってみると難しい部分かもなぁとも思うので、先行している組織で対応を検証後、全社展開を進めるという方針でも良いのかもしれません。

まとめ

という訳で、ネクストモード社のNotionイベントでの登壇・発表内容の共有でした。

発表の機会をくださったネクストモード社の皆様、ありがとうございました!

ネクストモード社は、日本で3社しかないNotion販売代理店です。(2023年01月01日現在)
Notion導入を検討の際は是非下記からお問い合わせ頂けますと幸いです。