漫才師の要求管理の方法と開発プロセス

こんにちは!おおはしりきたけです。昨日は、選挙もありましたが、THE MANZAI2012もありました。ハマカーンが見事優勝しましたが、どのコンビも面白い漫才を披露してくれました。前回は美容師でしたが、今回は漫才師の要求管理と開発プロセスを見ていきたいと思います。

はじめに

私は、お笑い全般が好きですが、特にネタ番組が大好きです。「真面目にお客さんを笑わせる」という職業は素晴らしい職業だと思います。ネタは、DVDで見ることが多いのですが、劇場のライブ感も大好きです。ライブでしか味わえない空気感ってありますよね。

漫才とは

漫才(まんざい)は、古来の萬歳を元に、日本の関西地方で独自に発達したとされる、主に2人組で披露される演芸・話芸。2人の会話の滑稽な掛け合いの妙などで笑いを提供する。

Wikipediaから抜粋(http://ja.wikipedia.org/wiki/漫才)

顧客の要求

漫才を見る顧客の要求は以下になります。

  • 笑いたい

これ1点につきます。

要求管理の方法

漫才師は、上記の要求に対し、仮説検証を行います。

1.状況の観察

自分たちのキャラは何か?自分たちに合うネタは何か?世の中の流行は何か?など自分たちと外部を取り巻く環境を観察します。

2.仮説の設定

ボケ、ツッコミという仮説を設定し、このボケはどういう言い方をした方が良い、このツッコミは、この間でツッコんだ方が良いなどネタを組み立てていて行きます。

3.仮説の検証

作った仮説(ネタ)が顧客にウケるかをネタを発表し、検証を行う。スベった場合などは仮説を修正し、より精度の高いネタにしていくという作業を行います。

漫才のプロセス

漫才のプロセスは、リーンスタートアップに限りなく近いです。リーンスタートアップで用いられるフィードバックループ図と対比表を作ってみました。

manzai-c

ネタを披露して、ウケ具合により微調整を繰り返しネタを完成に近づけていく手法はまさにリーンスタートアップです。

ハマカーンの場合

ハマカーンは、爆笑オンエアバトルなどのネタ番組でも常連で、THE MANZAI2011の決勝にも出場していました。ハマカーンといえば、ボケの浜谷さんが「下衆の極み」、「鬼畜の所業」などのセリフを使いキレる漫才が特徴的なコンビです。私のイメージではネタ番組によく出るけど、優勝できるコンビという印象ではありませんでした。しかし、これは昨年までの話です。今年のハマカーンはpivotしてきました。今回のTHE MANZAI2012では、ベースはキレ漫才でしたが、「下衆の極み」などは多用せずポイントとして利用し、ボケとツッコミを変えて挑むことによりより洗練された漫才になっていたと思います。ネタの順番や場の雰囲気などもありますが、優勝した一番の理由はスタイルを変更したからでしょう。結果的にpivot大成功と言えるでしょう。

まとめ

ビジョナリーカンパニー2にこういった言葉があります。

「誰をバスに乗せるか」

まずは人を選び、それに合せてビジョンを決めていくという意味です。ほとんどのコンビは、人を選んで、そこから何をするか考えているはずです。顧客の「笑いたい」という要求に対し、どのようなボケで、どのようなツッコミで、そしてどのような間でネタを提供するかを真剣に考えお客さんを笑わせる漫才師が僕は大好きです。売れ続けている漫才師は、みんなビジョナリーですよね。

会社が悪い、上司が悪いから、プロジェクトが悪いから、と文句を言っていても何も変わりません。10年後を決めるのは自分自身です。「自分が責任をもってやってやる」という意思を持った人がたくさんいる会社がビジョナリーカンパニーとして活躍できると思います。

「暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけましょう」

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