[アップデート] Amazon Q Developer for GitHub がイシューコメントからの機能開発の開始をサポートしました
いわさです。
Amazon Q Developer for GitHub は GitHub 上で Amazon Q Developer の各機能を使うことが出来る GitHub アプリケーションです。
イシューに Q Developer ラベルを割り当てることで機能開発してプルリクエストを作成してくれたり、ユーザーが作成したプルリクエストに対してレビューをしてくれます。
これまで、コード開発は Q Developer ラベルを割り当てることで実行、レビューはプルリクエストを作成することで実行することが出来ていましたが、以前のアップデートでプルリクエスト上で/q review
コメントを入力することでレビューを実行できるようになっています。
そして先日、機能開発についてもコメントから実行を開始することが出来るようになるアップデートがありました。
これまでは Q Developer のラベルをイシューに割り当てることで機能開発をトリガーすることが出来ていたのですが、/q dev
をイシューコメントに入力することでもトリガーできるようになりました。
Document history for Amazon Q Developer User Guide - Amazon Q Developer より
従来のラベルからも実行開始は出来るのですが、特に機能開発を再実行させたい時などはコメントのほうが使いやすいと思います。
本日はこのコメント機能で/q dev
を使ってみたのでその様子を紹介します。
なお本日は検証していませんが、今回のアップデートでは機能開発以外にコード変換機能も類似のアップデートが追加されています。
コード変換側も従来は Q Developer のコード変換用ラベルを割り当てることで開始していたのですが、/q transform
コメントで起動できるようになっています。
使ってみた
本記事では手順は割愛しますが、事前に GitHub アプリケーションをインストールし、リポジトリで使える状態にしておきます。
新しくイシューを作成します。
これまでであれば、機能開発時には次の「Amazon Q development agent」のラベルを割り当てる必要がありました。(コード変換の場合は「Amazon Q transform agent」)
ですが、今回は割当無しでいきます。
そして作成後のイシュー上で「/q dev」とコメントしてみましょう。
そうすると、Q Developer ラベルを設定した時と同様に Q Developer エージェントによる機能開発が開始されました。あとはラベルと同じ流れですね。
そして、コメントで開始出来ることから、例えば次のように Q Developer の機能開発で問題がおきた時なども再実行がしやすくなっています。
一回目と同様に「/q dev」コメントを再度行うことで Q Developer エージェントがまた動き出しました。
さいごに
本日は Amazon Q Developer for GitHub がイシューコメントからの機能開発の開始をサポートしたので使ってみました。
ラベルの割り当てでも良いですけど、Q Developer CLI/IDE や Claude Code GitHub Actions などに慣れている方は直感的で使いやすいかもしれません。