【レポート】新しいNetwork Load Balancer #NET304 #ELB #reInvent

2017.11.30

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はじめに

この度、ゲストブロガーとして投稿させていただくことになりました 久住(くすみ)と申します。

簡単に自己紹介させていただきます。
現在、通信業界でAWSを利用したサービス開発をしています。

3年前に初めてAWSに触れてその魅力に取り憑かれ、今回機会を頂きここにいます。 (本当に簡単)

re:Invent2017期間限定となりますが、有益な情報を発信できるよう 頑張ります!

本題

では、ブログ投稿1本目として、先日発表された
新しいNetwork Load Balancerに関するセッションについて
レポートしていきたいと思います。

New Network Load Balancer

セッション名

NET304 - Deep Dive into the New Network Load Balancer !

セッション内容

Network Load Balancerの主な機能

Network Load Balancerの主な機能は下記の通りです。 秒間数百万のリクエストに対応可能
実際に計測した結果が紹介されていました。

計測環境

100万回を超えるリクエストにも対応出来ています。

計測結果

ターゲットにIPを指定可能
IPアドレスでターゲットグループを指定することができるため DirectConnectで拡張されたオンプレ環境のリソースへの負荷分散も可能

IP指定

NLBにStaticIPを設定可能
NLB自身にStaticIPを設定でき、FW等のアクセスリストに設定可能

IP指定

AWSが提供するELBサービス比較

これまでAWSは3種類のLBサービスを提供してきました。

  • Application Load Balancer(ALB)
  • Network Load Balancer(NLB)
  • Classic Load Balancer(CLB)

ELBファミリー

セッションではそれぞれの比較について紹介しています。

ALB NLB CLB
プロトコル HTTP,HTTPS,HTTP/2 TCP TCP,SSL,HTTP,HTTPS
SSLオフロード
IPターゲット
path-based/host-based ルーティング
Webソケット
コンテナサポート

※詳細はAWSのページを参照
Elastic Load Balancing 製品の比較

まとめ

本セッションのまとめとして下記の使い分けを紹介されていました。

  • NLB:TCPを用いたVPCでの負荷分散(TCP in VPC)
  • ALB:その他のVPCでの負荷分散(For all other use case in VPC)
  • CLB:EC2-Classic ネットワークでの負荷分散(For Classic networking)

対応プロトコルがTCPのみで、SSLオフロードが出来ないため
HTTPS通信を必要とするWEB/APの負荷分散のようなケースでは
ALB/CLBが良いと思いますが、大量のリクエスト数が想定される場合は
かなり有用ではないでしょうか。

余談

初めてブログ書きましたが難しいですね・・・。